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2016/06/02 (木)

日本人に頼むのとどんな違いが? 外国人家政婦にお願いする理由

取材・文/平野友紀子 編集/ノオト
家事代行サービスにおいて、最近需要が高まりつつある外国人家政婦。場合によっては料金がお手頃といわれているけど、仕事の質や言葉は通じるのか、気になるところです。

そこで、今回はフィリピン人の方にお願いしている2人に話を聞きました。

【Yさん(仮名)】
33歳女性/フィリピン人の方への依頼歴:3年
家事代行サービスへの依頼内容:週に1回4時間。キッチン、トイレ、浴室、洗面所などの水まわりの掃除、部屋全体の掃除、片付け、クローゼットの整理、ゴミ捨てなどをお願い

【Tさん(仮名)】
37歳女性/フィリピン人の方への依頼歴:1年
家事代行サービスへの依頼内容:週に1回3時間。キッチン、トイレ、浴室、洗面所などの水回りの掃除、部屋全体の掃除、片付け、床拭き、ゴミ捨てなどをお願い

委託料金のお手頃さが魅力

――フィリピン人の方にお願いしようと思った理由は何でしょうか?

【Yさん】それまではずっと日本の家事代行サービス会社で日本人の方にお願いしていました。ただ、それだと予算的に短時間しか頼めず、お願いできることが限られ、パフォーマンスに納得がいかない部分もありました。フィリピン人の方は同じ金額でもう少し長い時間を頼めるのでお願いしてみよう、と思ったのがきっかけです。

【Tさん】私も日本人の方よりリーズナブルであることがポイントでした。また、英語の勉強にもなるかと思い、お願いしました。

信頼できる業者、家政婦を探す

――フィリピン人の方にお願いする場合、家事代行会社を利用するか、日本に永住権がある人を知人などに紹介してもらうかが一般的です。信頼できる人はどう見つけましたか?

【Tさん】私は知人の紹介です。同じ人にお願いできない場合も、たいていフィリピン人の方の仲間を紹介してくれます。

【Yさん】私も上司がもともと雇っていた人を紹介してもらいました。特に契約などを交わすわけではなく、個人同士の約束でしかないので、信頼が第一。サービス会社を利用するのと違い、何かあったときの保証は何もありません。特別永住者証明書やパスポートの確認などはきちんとしたほうがいいと思います。

メモやLINEでやりとり。読み書きができればOK

――気になるのが言葉のやりとりですが……やっぱり英語が基本でしょうか?

【Tさん】日本語はほぼ通じないですね。英語を話せなくても、読み書きができるといいと思います。やりとりは主にメモやLINEで行っています。

【Yさん】私は問題ないのですが、実は実家の両親も同じ人に家事代行をお願いしています。両親は英語が得意ではないので、初回の説明は私が同席して英語で説明。家政婦さんが忘れないよう、お願いした内容を箇条書きにしてまとめた紙を渡しました。普段のお掃除については簡単な英会話で何とか成立しているようです。

ちなみに、家事代行会社の場合、日本語が話せる人にお願いすることも可能なよう。英語力に不安がある人は、そのほうが安心かもしれません。

子どもの英語力向上は、家事代行だけでは難しい

――子どもの英語力が上がる、なんていうこともあるのでしょうか?

【Tさん】当初はそこを期待していましたが、不在時に家事をお願いしているのであまり関係ありませんでした。

【Yさん】今お願いしている人に決めた理由の1つが、英語の発音がとてもきれいで、コミュニケーションが取りやすかったから。フィリピン人のなかでも発音のレベルはまちまちで、何名かトライした方のなかには会話が聞き取れなかった人もいました。でも、ハウスキーピングだけでは、子どもの英語力に影響しませんね。ベビーシッターとしてお願いするほうが効果はありそうなので、子どもがもう少し大きくなったら頼もうかなと考えています。

きちんと指示を出せば、サービスの質に問題なし

――サービスの質で良いところ、逆に気になるところはあるのでしょうか?

【Tさん】良い点は水まわりがピカピカになるところ!  気になるのは、洗った食器を決まった場所に入れてくれず、「あれ? あの食器どこだ?」と探す羽目になること。 お茶碗など、日本の食器の種類をあまり認識していないのかもしれません。日本人のように“汲み取る”ことはできないので、やってほしいことや要望などははっきり伝えることが大事です。

【Yさん】とてもきれいに清潔に、そして気持ちよく隅々まで掃除、整理整頓してくれます。特にベッドメイキングが一番好き。毎週ホテルに帰ってきたような美しいベッドになっています! 子どものベッドまできれいにしてくれました。ただ、日本語が読めないので、たまに洗剤を新しいものに交換すると何用なのか分からなかったこともあるようです。指示出しを明確にする必要はあります。「これはこうしてほしい」「今日はこれをやってほしい」「これはやめてほしい」など、伝えたいことが伝えきれずにいると、結果的に満足いくサービスを受けられません。

外国人家政婦への委託は比較的お手頃だけど、やはりある程度英語でコミュニケーションを取ることができないと難しいよう。お願いする際は、その点も考慮したほうが良さそうです。

取材・文/平野友紀子 編集/ノオト

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