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2016/08/03 (水)

赤ちゃん・子どものためにダニを撃退する方法

画像:gettyimages
「あれ?」と気付いたときには赤ちゃんの肌にできている赤い痕。もしかしたらあなたの家に潜んでいるダニの仕業かもしれません。今回の記事ではダニが赤ちゃんや子どもに与える影響や、ダニが潜んでいる場所、撃退法、刺されたときの対処法についてご紹介します。

1.ダニによる赤ちゃん・子どもへの影響

赤ちゃんや子どもはダニに狙われやすく、特に1日中寝ている赤ちゃんは要注意です。なぜ注意しなければならないのか、赤ちゃんや子どもがダニに狙われやすい理由と刺されたときの症状をご紹介します。

・赤ちゃんや子どもがダニに狙われやすい理由
同じ部屋で暮らしている両親はなんともないのに、赤ちゃんや子どもだけダニにひどく刺されることがあります。なぜなら赤ちゃんや子どもは体温が高く汗をたくさんかくため、湿気を好むダニの標的になるのです。特に赤ちゃんは寝具の上に寝っぱなしになるので標的になりやすいのです。ダニに刺されるだけならまだいいのですが、ダニアレルギーにもつながる恐れがあるので注意が必要です。


・ダニに刺されたときの症状
ダニに刺されると皮膚に強いかゆみを伴う赤いぶつぶつができます。
ダニは顔や手足を刺すことはほとんどなく、脇腹や下腹部、太ももの内側といった普段は服で隠れている部分を刺します。そのため、両親は赤ちゃんが刺されていることに気が付かないこともあります。日ごろからお風呂上がりや着替えの際に、赤ちゃんの太ももや脇の下、おなかをチェックするようにしましょう。

2.どこにダニは潜んでいるのか

ダニは目に見えないほど小さい生き物なので意識しづらいかもしれませんが、家の中のハウスダストには何種類かのダニが生息しています。


ダニが好むのは通気性が悪く、湿気が多いところです。特に湿度が60%以上になると活動が活発になって大量に発生します。
今回は家の中で特にダニが多く生息している場所をご紹介します。


・ぬいぐるみ
ぬいぐるみは、湿気がたまりやすいもののひとつです。子どもによっては肌身離さず持っていることがあるので、ぬいぐるみに潜むダニに刺されることがあります。

・カーペット
カーペットには多くのダニが潜んでいます。そのなかでもウールカーペットや混紡のカーペットは吸湿性に優れているため、その分湿気がたまりやすく、ダニが多く潜んでいる可能性が高いのです。

・畳
一見清潔そうですが、畳の素材は水分量が多く通気性が悪いのでダニにとっては格好の居場所です。さらに夏場になると部屋の温度が上昇し、ダニは活発に活動し始め、最悪の場合、畳はダニの産卵場所になります。

・ソファ
革張りではない布素材のソファにはダニが潜んでいます。特にウールや混紡素材の場合ダニが多く潜んでいる可能性があります。ソファの生地は厚手のものが一般的ですが、奥に入り込んでしまうとダニを退治するのは難しくなってきます。

・布団
人間の1日の体内における水分の出入りは、成人男性の比較的安静な状態で2.5L、うち汗で排出される水分は0.9Lとされています。人は寝ている間も汗をかくので、布団はダニが大好きな湿気たっぷりの状態になります。

またダニはフケやアカ、抜け毛をエサにしています。そのためダニにとって布団は湿気があってエサもある快適な場所です。さらに布団は眠っている間、長時間肌に触れているため一番ダニに刺されやすいといえます。

3.ダニの撃退法

ダニは部屋をきれいにしていても条件さえそろってしまえば増殖していきます。今回はちょっとした心がけでできるダニの撃退法をご紹介します。


・湿度を下げる
ダニを発生させないためには通気、換気や除湿をしましょう。ダニは乾燥に弱く、増殖に60%以上の湿度が必要なので、室内の湿度を60%より低くしましょう。通常、湿度の高い梅雨時に増え始め、7月下旬から9月上旬が増殖のピークになります。
湿度を下げることはカビの発生を防ぐことにもつながりますので、梅雨時は除湿機で部屋の湿度を調整しましょう。また、冬は過剰に加湿器を使用して湿度が高くならないように注意が必要です。

・通気性のよいカーペットを選ぶ
カーペットは素材により内部の湿度が異なります。
ウールのカーペットは、吸水力が高いので、気温や条件によって内部の湿度が高くなりやすく、ダニが繁殖しやすい環境です。
一方、化学繊維のカーペットは吸水力が低く、湿度が上がりにくいため、ダニがまったく繁殖しないとはいえませんが、繁殖を抑えることが可能です。

・部屋干しをしない
洗濯物が外で干せないからと部屋干しすると部屋の湿度は簡単に上昇します。
どうしても部屋干ししたい場合はカーペットが敷いてある部屋や畳のある和室を避け、湿気を吸収しないフローリングの部屋や浴室で洗濯物を乾かすようにしましょう。

・加湿器に注意する
暖房器具を使うと乾燥しやすいため加湿器を利用する人も多いですが、加湿器の湿度設定を高くしすぎると冬でもダニが繁殖してしまいます。部屋の湿度は40~60%が適切とされています。60%以上になるとカビやダニの原因になるので注意しましょう。

・小まめな掃除でほこりや食べかすを残さない
ダニはさまざまなものをエサにして生きています。そのためダニが好むエサをなくすことはとても大切です。
ダニの大好物なのが、人間から出るフケやアカ、髪の毛です。また綿ボコリの中にもフケやアカが混じっていることがあるので、見つけたらすぐに掃除しましょう。お菓子の食べこぼしもダニは大好きなので、床に落とさないように注意し、部屋を定期的に掃除しましょう。

・布団やぬいぐるみを乾燥・天日干しする
布団は長時間肌に触れる機会が多いものなので、小まめにケアすることが大切です。
赤ちゃんが使っているベビーベッドは日が出ているときに小まめに天日干しするようにしましょう。ただし天日干しだけだとダニの死骸をエサに、違うダニが繁殖する恐れがあるので、天日干ししたら布団の表面を掃除機で吸引することが大切です。赤ちゃんがよく抱いているぬいぐるみも定期的に洗濯して天日干しするといいでしょう。

・ペットを清潔に保つ
ペットの食べこぼしや抜け毛に注意するだけで格段にダニの数を減らすことができます。大切な家族の一員であるペットがダニの被害にあわないためにも、定期的にお風呂に入れて清潔に保つことが大切です。

4.赤ちゃん・子どもがダニに刺されたときの対処法

素人ではダニに刺されたのか、それ以外の原因によるかゆみの症状なのか判断がつかないので、もし赤ちゃんや子どもの肌にダニに刺された疑いがある場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。専門医が症状に合わせて薬を処方してくれます。
また、赤ちゃんや子どもがかいても大丈夫なように爪は短く切っておくことが大切です。

ダニが原因とは断定できないものの、念のため赤ちゃんや子どもが着ていた衣類を熱湯で消毒し、室内や家具でダニの発生する可能性がある場所を念入りに掃除しておくといいでしょう。


いかがでしょうか? ダニや死骸、フンに体の防御機能が過剰に反応してしまうと、ぜんそくや鼻炎のダニアレルギー症状を引き起こしてしまいます。
どんなに掃除をしてもダニを完全に除去することはできませんが、日ごろから掃除や定期的に天日干しをすることでダニの数を最低限に抑えることはできます。また、掃除してもなかなかダニアレルギーが改善できないという場合は、ハウスクリーニング業者にお願いするという手もあります。

お掃除のプロが部屋をきれいにしてくれるので、普段自分が気付かないところの汚れを落としてくれ、部屋が見違えるようにきれいになります。掃除をひとりでこなすのは大変なので、これを機会にハウスクリーニング業者に頼ってみるのもいいかもしれません。

画像:gettyimages

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