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2016/08/03 (水)

全部屋対応! カビの除去対策完全版

画像:gettyimages
一度発生するとなかなか取れないカビ。放置してしまうと人体に悪影響を与えてしまう可能性があるので大変危険です。カビは結露や多湿、20℃~30℃の温度、汚れなどの条件が重なると発生しやすくなります。厄介なカビの発生しやすい場所、除去方法や予防方法を紹介します。

◆浴室のカビ

浴室は体を洗い、リラックスする場所でもあるので、日ごろから清潔にしたい場所です。
家の中でも高温多湿になることが多く、カビが発生しやすい場所なので、こまめに掃除をして換気を良くすることが大切です。
また、温かいシャワーや浴槽にお湯を沸かして利用したあとは、浴室内全体に水をかけて浴室の温度を下げましょう。
石けんやシャンプーの泡、体のあかが浴室内に残っていると、カビの発生につながるので、浴室利用後はよく洗い流し、水切りやタオルを利用して、水滴が残らないように拭き取ります。そうすることで、カビの発生を防ぐ効果があります。

浴室の掃除にはクエン酸水を利用すると効果的です。
クエン酸水は弱酸性なので、アルカリ性の成分に反応する性質と、カルシウムを溶かす性質があり、浴室の臭い(アンモニア・アルカリ性の臭い)消しや、水あかや湯あかの汚れ落としに効果があります。
浴室の臭いが気になるときや、徹底的に水あかや湯あかをきれいに掃除したいときは、利用すると良いでしょう。

<クエン酸水のつくり方>
水100mlに対しクエン酸を小さじ1~2杯(5から10ml)を溶かす。
スプレーボトルに入れて、使用後はしっかり水拭きしましょう。

【注意】
家庭でも手軽につくることができるクエン酸水ですが、使用する際に注意すべき点があります。

・塩素系の洗剤と一緒に使用、混ぜて使用してはいけません。
有害な塩素ガスが発生するので危険です。
・表面を溶かす可能性があるので、大理石(人造大理石)は利用できません。
また、サビの原因になる鉄にも利用できないので注意が必要です。

浴室内のカビを取る場合は、除菌効果もある塩素系カビ取り剤を使用します。排水口の除菌やバス用品のぬめり取り、天井や壁などのカビに利用できます。
塩素系カビ取り剤を利用する際はカビの部分へ少し離し直接スプレーし、数分おいてから水で十分に洗い流します。
肌に直接液体がかからないように、ゴム手袋の利用をオススメします。また、目に入ると危険なため、使用時はゴーグルを着用し、目線より高い位置の壁や天井などのカビに利用する場合は、取っ手のついたスポンジなどにスプレーしてから汚れに塗り付けるように使うことをオススメします。
塩素系カビ取り剤を利用する際は必ず単体で利用してください。酢やアルコール、アンモニアや酸性タイプの製品と一緒に利用すると有害なガスを発生し、危険だからです。
また、浴室を掃除する際は十分に換気をしましょう。

浴室の掃除やカビ取りにはクエン酸や塩素系カビ取り剤、エタノールなどさまざまなものが利用できますが、何を使うにせよ、安全のために利用前に使用方法・注意事項を必ず確認することが大切です。

◆エアコンのカビ

エアコンのカビは、人体へ悪影響を及ぼす可能性があります。エアコン内でカビが発生すると、そのカビはエアコンから出る空気と一緒に部屋に排出されます。この空気を吸い続けていると、呼吸器系の病気にかかるリスクが上がります。
エアコンの掃除頻度は、年に3から4回を目安にし、冷暖房シーズンの変わり目にはエアコンフィルターを外して掃除しましょう。
エアコンの掃除は手間がかかり、エアコン内部を掃除して除菌することは難しいので、完璧にきれいにしたい人は、ハウスクリーニングの業者にお願いしたほうが効果的です。

◆収納スペースのカビ

収納スペースとして使用する押入れやクローゼットは、閉め切った状態では湿気がたまりやすくカビが発生しやすいところなので、風通しを良くしカビが発生しにくい環境をつくりましょう。

押入れの通気や除湿対策として、押入れの下の段にすのこを敷く、押入れの壁に除湿シートを張る、収納ケースがあれば乾燥剤を入れるという方法もカビが発生しにくい環境をつくるために使えます。
また、押入れに物を詰め込みすぎると通気が悪くなるので、きれいに整理して必要なものだけを収納しましょう。
また、押入れのふすまを開けて扇風機やエアコンで風を入れる、定期的に押入れ内を掃除しチェックすることもカビの対策になります。

大切な洋服やバッグを収納するクローゼットは、洋服や収納ボックスがクローゼット内の壁を隠し、カビの発生に気付くのが遅れがちです。
まずはクローゼットの中の物を外に出してカビが生えていないか確認しましょう。
洋服にカビが生えている場合は、カビをまき散らさないようにそっと袋に入れてほかの物と隔離してください。
クローゼットも押入れのカビ対策のように、衣類を詰め込みすぎない、収納ケースの中に乾燥剤を入れる、扇風機やエアコンの除湿機能を利用して通気や除湿を行う、定期的に掃除し中の状態を確認することなどが大切です。

◆壁紙に付着したカビ

家具の裏や部屋の隅、北側にある部屋などの壁紙はカビが発生しやすいです。壁紙のカビは一度発生するとどんどん広がってしまい目立つようになります。
カビの発生を防ぐために、窓を開けて換気したり、除湿機やエアコン、扇風機などを利用したりして室内の湿度を管理しましょう。

部屋の湿度が上がらないように、室内で洗濯物を干す、布団を干すことはなるべく避けて、どうしても室内で干す必要がある場合は、エアコンや扇風機、除湿機で室内の除湿をしましょう。
ほかにも、家具を壁から離して通気性をよくし、断熱シートで窓の結露を防止することもカビの発生を抑える対策になります。

市販の薬剤を利用して壁のカビを除去する場合は、薬剤が壁に利用することができるかよく確認してください。利用時は部屋の換気を十分にして、カビや薬剤を吸い込まないようにマスクを着用して行いましょう。

◆下駄箱のカビ

下駄箱は締め切った空間で、汗や汚れで細菌が繁殖しやすく、しかも湿気が非常にたまるところでもあるので、カビにとっては好条件の発生場所です。下駄箱だけでなく、下駄箱の中に入れている靴にカビをつけさせないためにも、カビの対策はしっかり行いましょう。
履いたあとの靴を収納する前は、靴を日陰で干して十分に水分を蒸発させます。下駄箱内に湿気がたまらないように、時々換気をしましょう。
履く頻度の少ない靴を長期間収納する際は、靴の汚れをきれいに落として、クリームで表面を保護してから収納しましょう。
また、たくさんの靴を下駄箱に入れない、下駄箱内に除湿剤を入れることも、カビ対策になります。

最後に、健康で快適な生活を送るために、日ごろから家のカビの防止や除去をしっかり行うことが大切です。また、掃除、カビ取りで洗剤や薬剤を使用する際には、安全のため家のどの場所であっても必ず十分な換気を行いましょう。さらに、利用する洗剤、薬剤は利用前に必ず使用方法、注意事項を確認し正しい利用方法を守りましょう。
今回紹介したカビ除去対策を参考に、カビのない清潔な住まいを実現してください。どうしても取れない頑固なカビや確実にカビを除去したい場合は、ハウスクリーニング業者に依頼する方法もあるので検討してみてください。

画像:gettyimages

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