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2016/08/17 (水)

ダニアレルギーの原因とは?知っておきたいダニ対策

画像:gettyimages
私たちを悩ませるダニ。ダニに刺されたときのかゆみだけでなく、さまざまな症状が起きるような、ダニアレルギーになることもあります。今回はダニアレルギーの原因やダニを撃退する方法についてご紹介します。

1.ダニによるアレルギー症状の原因とは?

ダニアレルギーと聞くと、ダニに刺されることが原因で引き起こすアレルギーのように思えますが、実はダニそのものだけではなく、ダニの死骸やフンがアレルギーを引き起こす原因にもなります。

2.かゆいだけじゃない、ダニが与える影響

ダニに刺されるとかゆみを引き起こすことがありますが、ダニが与える影響はそれだけではありません。以下に代表的なダニアレルギーの症状をご紹介します。


・アレルギー性鼻炎、結膜炎
風邪ではないのに突然くしゃみが出たり鼻水の症状に悩まされたりした場合、アレルギー性鼻炎が疑われます。特に暖房器具を多く使用する冬場には室内を閉め切ることが多いため、強い症状が出る恐れがあります。

・アトピー性皮膚炎
ダニの死骸やフンから出るアレルギー物質が皮膚から体内へと進入し、炎症が起こります。これによりドライスキンや発疹、かゆみなどを引き起こすアトピー性皮膚炎の症状につながります。

・気管支喘息(ぜんそく)
呼吸をする際に空気の通り道になるのが気管支ですが、口や鼻から空気と一緒に吸い込んでしまったダニの死骸やフンによって、その気管支に炎症が起こり、息苦しさや粘膜が腫れたり大量のたんが絡まったりすることがあります。

3.ダニの生息しやすい場所はここ!

ダニは温度と湿度が低い環境には弱いのですが、高温多湿には強い生き物です。ちなみにダニが繁殖しやすい湿度は60%以上です。

ダニのなかでも特に私たち人間の生活に関係してくるのはチリダニというダニです。このダニは高温多湿を好み、人が住む家に多く見られます。主にコンクリートでつくられた家や密閉性の高い家に多く見られ、このチリダニに刺されると、皮膚が赤く腫れてかゆみが生じることもあります。

ここではそんなダニが家の中のどこに多く潜んでいるのかをご紹介します。


・布団
布団はダニが生息しやすい環境です。特に夏場は汗をたくさんかくため、高温多湿の環境がつくられダニが増える原因に。またそれだけでなく寝ているときに人から出たフケやアカ、髪の毛といったダニのエサが豊富にあるため、ダニにとってはとても過ごしやすい環境といえます。

・ソファ
革張りではなく布製(ウールや混紡)のソファはダニが増える原因になります。なぜならば水分の吸収性が高く、結果として高湿度となってしまうため、ダニが繁殖しやすくなるからです。

・カーペット
カーペットに落ちた人間のフケや食べカスがダニのエサになるので、ダニにとっては非常に快適な環境といえます。特にウールや混紡素材のカーペットは水分の吸収性が高く、湿度が上がってダニが多く生息している可能性があります。

・カーテン
一見カーテンにはダニがいないと思われがちですが、空気中に舞ったほこりが付着することでダニのエサになってしまい、ダニにとって過ごしやすい環境になることがあります。

・畳
畳は天然素材でできているため、含水分量が多くなりがち。また通気性がよくないという点も、ダニが発生する原因になることがあります。
そして、畳の上にさらにカーペットを敷いているお宅は要注意です。カーペットを上に敷くことによって、畳の湿気を飛ばすことができず、さらに湿度が上がってしまい、ダニがもっと繁殖する原因になります。

・ぬいぐるみ
子どもが大好きなぬいぐるみもダニの温床になりがちです。また人が触れる機会が多いので人のアカやフケがエサになり、ダニが増える原因となります。

4.ダニを撃退する方法

・除湿機を使う
ダニが繁殖しやすい湿度は60%以上といわれています。つまり、除湿機を使って部屋の湿度は60%以下に調整するといいでしょう。

・小まめに換気をする
除湿機が家にない場合は小まめな換気を心がけるだけでも効果があります。しかし注意してほしいのが、雨の日は湿気が多いため、換気によって逆に湿度を高めてしまうこともあるのです。そのためこういった理由から、換気をするには晴れた日に小まめに行うのがよいでしょう。

・カーペットを使用しない
カーペットを敷くことで、ほこりが舞いにくいというメリットもありますが、フローリングよりも吸水性が高いため部屋の湿度を上げてしまい、ダニが発生する原因になることがあります。ダニが気になるのであれば、カーペットはなるべく使用しないようにしましょう。

・なるべく部屋干しをしない
天気が悪い日は外干しができず洗濯物を部屋干ししますが、そうすることで室内の湿度が上がってしまい、ダニが繁殖しやすくなってしまいます。もしどうしても部屋干しを行う場合には、洗濯物の近くに除湿機を置いたり、換気扇を回して浴室で干すのがいいでしょう。

5.知っておくと便利!場所別の掃除方法

・カーペット
ダニのエサとなるハウスダストをためないように週1回以上のペースで掃除機をかけましょう。その際には掃除機の吸引力を一番高く設定して、同じ場所を2回往復するようにゆっくりと動かすことがポイントです。

・フローリング
フローリングに掃除機をかける場合、掃除機から出る排気でダニの死骸やフン、それらを含んだほこりなどが再び空気中に舞い上がってしまう恐れがあります。
そのため、まずは拭き掃除をしてから掃除機をかけるか、排気が出ないモップやほうきとちりとりを使って掃除するようにしましょう。


・カーテン
カーテンは洗濯機で丸洗いをするのが最も有効ですが、掃除機のノズル部分をブラシに変えて吸引することで、ダニやダニのエサになるほこりなども簡単に除去することができます。
またこのときにカーテンレールのほこりもきちんと掃除するようにしましょう。

・ふとんやベッド
布団やベッドシーツは高温乾燥機や布団乾燥機、天日干しが効果的です。最近では家庭用の洗濯機でも乾燥機能が備わっているものもあるので、検討するといいでしょう。

ただし高温乾燥機や布団乾燥機にかけたあとや、天日干しをしたあとにたたいてほこりを払っただけでは意味がありません。なぜならダニは死んでも死骸やフンは残ってしまい、ほかのダニのエサになってしまうことがあるからです。
つまり、掃除機でしっかり吸い取ってダニの死骸やフンを残さないことが大切です。

・押し入れやクローゼット
押し入れやクローゼットはどうしても掃除がしにくいため、年に1回、もしくは掃除をしないという方も多いはず。そのためダニが好む布製のものを収納する際は、押し入れの棚に直接触れないようにすのこを敷いたり、乾燥剤を入れたりして、空気の通り道を確保するようにしましょう。
そうすることで通気性がよくなり、ダニの繁殖を抑えることができます。

6.ダニ撃退の際の注意点

・殺虫剤の使用でアレルギーになることも
ダニを一気に処理することができるという、燻蒸(くんじょう)・燻煙(くんえん)式の殺虫剤も市販されています。
効果があるので人気の高い商品ですが、使用方法を間違えると人間の体にも毒になることがあり、燻蒸・燻煙式の殺虫剤を使用したことで化学物質アレルギーになってしまうこともあります。
そのため、殺虫剤で一気にダニを駆除するのではなく、毎日の小まめな掃除でダニ対策を行っていくのがいいでしょう。


家のハウスダストがダニアレルギーの原因になることがあります。
毎日小まめに掃除を行っていたとしても、ダニの発生をゼロにすることは難しいかもしれません。どうしてもダニに困っているという方には、掃除のプロフェッショナルであるハウスクリーニングサービスを利用してみるのもいいかもしれません。最近ではこういったサービスを使う方も増えており、利用者のさまざまなニーズに応えてくれるので、忙しくて掃除が行き届かないといった方は、ハウスクリーニングサービスを検討してみましょう。

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