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2016/08/17 (水)

退去前に必見!賃貸マンションのハウスクリーニング費用について

画像:gettyimages
賃貸マンション退去後に予想外のハウスクリーニング代の請求書が届いて驚いた!なんて事態に陥らないように、退去時に発生するであろうハウスクリーニング費用について、事前に知っておくことが大切です。そうすることで、家主との不要なトラブルを回避できるでしょう。今回は、賃貸マンション退去時のハウスクリーニング費用がどう決まるのか、誰が負担し、どれくらいの費用になるのかについて解説をしていきます。 

1.賃貸マンションのクリーニング費用ってどう決まる?

■誰がどれだけ負担するかは賃貸借契約書をチェック
家主と入居者がハウスクリーニング費用をそれぞれどの程度負担するのかご存じでしょうか。実は、賃貸契約時に確認する賃貸借契約書の特約の有無によって、家主の負担か入居者の負担かが変わり、どちらがどの程度費用負担するかは契約時点である程度決まっています。
原則として、特約の記載がない場合は家主が負担します。このことは裁判所の判決や国交省の指針で決められています。
東京都の場合、賃貸マンション退去時のハウスクリーニング費用は、入居者の負担とする契約になっているところがほとんどのようです。
■居住期間が長い=クリーニング費用の増加とは限らない!?
借り主である入居者が払わなければいけないハウスクリーニング費用の考え方として、経年劣化が原因となるものは費用には含まれない、ということを覚えておきましょう。経年劣化による汚れやキズは月々の家賃に含むこととすると、国土交通省のガイドラインにもあることからも、長く住んでいるからといって必ずしもハウスクリーニング費用が増えるという訳ではないので心配する必要はありません。
前述のとおり賃貸契約書を確認することで費用は確認できます。具体的な金額は、借りている物件の規模や契約書の内容によって、個人差があります。
■賃貸マンションのクリーニング費用で起きたトラブル
退去時のハウスクリーニング費用に関して、家主とトラブルになる事例が多々あるようです。
トラブルの例としては、リフォーム代まで含めてハウスクリーニング費用として請求するケースや、立ち会い時に家主から請求されなかったカーテン代やフローリング汚れの掃除費用を、あとになって請求されたというケースもあるようです。
とにかく退去時の立ち会いでおかしな点を感じたら、すぐにハウスクリーニング費用に関する契約書にサインをせずに周囲の人に相談してみましょう。思い当たる人がいなければ、国民消費者センターといった公的機関に相談するというのもひとつの手です。

2.入居者がハウスクリーニング費用を負担する必要のない箇所

エアコン
入居者が普段使いをするなかで変化・摩耗をした場合は、家主の負担になります。ただし、フィルター清掃といった、入居者の手入れ不足が原因で変化・摩耗した場合は、入居者の負担となります。つまり、日ごろからできる範囲で小まめに掃除をすることが、ハウスクリーニング費用の削減にもつながるといえるでしょう。

お風呂
日常的な清掃を行っていてもついてしまう汚れのクリーニング費用は、家主の負担となります。ただし、エアコンと同様に、日常的な清掃不足によって生じた排水口の詰まりやカビなどの除去は、入居者負担となる場合が多いようです。

トイレ
トイレもエアコンやお風呂と同様に、日常的な清掃を行っていてもついてしまう汚れのクリーニング費用は家主の負担となります。

まとめると、経年劣化による汚れや傷については、ハウスクリーニング費用として負担する必要がないといえるでしょう。ただし、はじめの賃貸契約書において、ハウスクリーニング費用はいかなる場合でも借り主が負担するといった内容になっていることも多く、そういった場合は経年劣化によるものかどうかにかかわらず、ハウスクリーニング費の対象になるといえるでしょう。
日常の掃除は小まめに行うに越したことはありませんが、それは日常の掃除を怠ったことが原因で破損や汚れが発生し、退去時に余分なリフォーム代を別途徴収されないためという考え方が大切になってくると思われます。

3.ハウスクリーニング費用を負担する必要のある箇所

キッチンまわり
シンクの周辺に付着してしまった水アカや、換気扇の奥にまでこびり付いた油汚れなど、入居者による通常の清掃では落としきれない汚れは、専門業者の手に委ねることになるため、ハウスクリーニング費用の負担をお願いしている家主が多いようです。冷蔵庫が置いてあった後ろの黒ずみや汚れに関しては、家主の負担となる場合が多いようです。

床・畳・フローリング
大きなキズや凹みの修繕については、ハウスクリーニング業者の専門外ですので、ハウスクリーニング費用ではなく、リフォーム費用が発生する可能性が高いといえるでしょう。つまり、床・畳・フローリングに関して入居者が負担するハウスクリーニング費用とは、床にたまったほこりの除去やワックスがけの費用のことを指します。

ペット
ペット可の賃貸マンションの場合、ペットの臭いの除去や感染症予防のための消毒が必要となるため、それらをハウスクリーニング費用として入居者が負担するケースがあります。こちらも特約として賃貸借契約で取り決められている場合が多いです。

4.ハウスクリーニング業者に依頼した際の料金目安

通常、賃貸退去時のハウスクリーニングは、家主がハウスクリーニング業者に見積もりを依頼するケースが多いようです。従って、借り主が業者へと直接依頼をするケースはまれですが、実際に家主から請求が来た場合にその金額が適切かどうか見極めることができるので、目安となる金額を知っておくことは大切でしょう。具体的な金額ですが、1LDKや2Kのマンションの場合、およそ3万5000円程度が相場だといわれています。またハウスクリーニング業者によっては、料金設定が部屋の広さではなく、1時間当たりの料金を規定としているところもあるため、ハウスクリーニング費を確認する際には、きちんと見積もりを確かめておきましょう。

いかがでしたでしょうか?賃貸マンション退去時にかかるハウスクリーニングの費用負担を誰がどれくらいするのかという問題は、まだまだトラブルの多い領域です。しかし、法律によって負担割合や金額の目安が、ガイドラインとしての機能を果たしています。つまり、個別の契約が尊重されるとはいえ、これらのガイドラインを基に、あまりにも逸脱した契約の場合は、契約の無効を争うことも可能です。従って、金額や負担割合がおかしいなと感じたらすぐに調べてみることをおすすめします。正しい知識や相場の目安を知ることで、家主とのトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。賃貸マンション退去時の際は、ぜひこの記事を読み直してください。

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