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2016/08/24 (水)

プロが教える理想の洗濯とは

画像:gettyimages
日常生活で当たり前のように行う洗濯ですが、どのくらいの人が正しい洗濯方法を知っているでしょうか?ここでは、基本的な洗濯の方法から知っておくと便利な裏技まで、明日からすぐにでも使える洗濯のポイントを紹介します。

1.衣類の仕分け術をご紹介

洗濯するときに大切になるのが、洗濯物の仕分けです。洗濯前に衣類をきちんと仕分けしておくことで、色や汚れがほかの衣類に再付着する逆汚染、ペットの毛・糸くずなどの付着を防ぐことができます。また、衣類を一着ずつ確認することで、ポケットの中や衣類の破れ・擦れのチェックも行えるでしょう。衣類の破れや擦れに気付かず洗濯してしまうと、衣服にダメージを与えてしまうこともあるので注意が必要です。少し面倒と感じてしまうかもしれませんが、大事なステップの1つなのです。

<衣類の仕分け方>
■洗濯機で洗えるものと洗えないものを分ける
洗濯機で洗える主な素材には綿、アクリル、ポリエステル、ナイロンなどがあります。しかし、これらの素材を使用した衣類だからといって、必ずしも洗濯機で洗えるわけではありません。それを見極めるために、洗濯をする際には、タグの取り扱い表示絵を確認しましょう。

■白いものと柄ものに分ける
色移りの可能性を考え、白いものと柄ものは分けましょう。色落ちしてしまうような衣類はクリーニング店にお任せするのが一番です。

■汚れものときれいなものに分ける
あまりにもひどい汚れの衣類は2度洗いするのがベストです。

■デリケートなものはネットに入れる
下着類やヒモ付きのもの、衣類に飾りが付いているもの、生地が薄いもの、などは洗濯ネットを使用しましょう。

2.洗濯前のチェックポイント(異物、ボタンやファスナーのチェック)

衣類の仕分けと並行して行いたいのが衣類のチェックです。洗濯前に必ず確認しておきたいチェックポイントを紹介します。

■ポケット
ティッシュやレシートなど紙類をポケットにしまい忘れたまま洗濯機に入れてしまい、洗い終わったら洗濯槽の中が紙だらけ!なんて状況に陥ったことがある人も多いのではないでしょうか。そういった失敗を繰り返さないためにも、洗濯をする前にきちんとすべてのポケットの中身を調べましょう。

■ボタン・ファスナー・ホック類
洗濯中は遠心力が加わるため、想像以上に洗濯物が絡まってしまいます。それを防ぐためにも、ボタンは留め、ファスナーはしっかり締めておきましょう。また小物や下着類などは洗濯ネットに入れておくのも1つの手です。

3.洗濯前の汚れ落とし

明らかに洗濯機に入れただけでは落ちないようなシミなどの部分的な汚れは、洗濯前に手洗いしましょう。
■使用する洗剤は、汚れに合わせて変える
汚れの種類は大きく分けて、水性・油性・不溶性の3つに分かれるため、それぞれの種類に合わせた洗剤選びが大切です。それでは、具体的な汚れの落とし方と使用する洗剤を見ていきましょう。

■それぞれの汚れ落としの方法
a.水性汚れ
ジュースやしょうゆなど、水に溶ける汚れの場合は、普段から使用している洗濯洗剤や固形石鹸(せっけん)を用いて部分洗いをするのがよいでしょう。汚れた部分に直接洗剤を付けてから下にタオルを敷き、汚れをそのタオルへと移し取るように、歯ブラシで軽くたたいてみてください。

b.油性汚れ
口紅やファンデーションなどのコスメ用品や食用油を含んだ汚れには、台所用洗剤を使うのが最も効果的です。汚れの落とし方は水性汚れと同じく、汚れ部分に洗剤を直接付けて軽くたたきます。また、汚れた部分の素材がウールやアンゴラの場合、台所用洗剤の代わりにベンジンを使用してください。

c.不溶性汚れ
粘土や墨、ほこりなどの水や油に溶けない汚れの場合、繊維の内部にまで汚れが染み込みやすいのが特徴です。したがってこの汚れをかきだすために、スクラブ剤が含まれた洗顔料を用いるのがおすすめです。汚れた部分を少しだけぬらして洗顔料をなじませたあと、そのまま洗濯機に投入します。もちろん、先に手洗いで大まかな汚れを落としても構いません。漂白剤などはこのタイプの汚れには効果がないので使用しないでください。

4.洗濯時の基本

■洗う時間の目安は20分
洗う時間が長ければ長いほど汚れがよく落ちるわけではありません。20分以上洗うと衣類同士が絡んだり擦れたりすることで、その繊維を傷めてしまうことにつながります。


■洗剤は決められた量を守る
洗剤の量は、多すぎても少なすぎても汚れが落ちにくくなります。したがって、個々の洗剤に表示されている標準の使用量をきちんと守りましょう。


■頑固な汚れには30℃以上のぬるま湯を使う
粉状の洗濯洗剤を使用する場合、洗濯機に注ぐ水の温度が20℃くらいあれば最も洗浄力が高くなるといわれています。水温が30℃以上のぬるま湯を用いるとさらに洗浄力アップです。頑固な汚れを落としたい場合に試してみてください。その際には、風呂の残り湯を有効活用するとよいでしょう。

■柔軟剤は洗剤と一緒に洗濯機に入れない
洗濯洗剤は陰イオン界面活性剤、柔軟剤は陽イオン界面活性剤です。つまりお互いが相反する性質なので、一緒に入れてしまうと機能を打ち消し合ってしまいます。したがって柔軟剤は洗剤と混ざらないよう、すすぎのときか柔軟剤投入口に入れるようにしましょう。

5.ドライマーク衣類の洗濯方法

最近の洗濯機にはドライマークコースといった専用の機能が付いていることが多いようです。これは取り扱い表示絵にドライマークがある衣類に対して用いることができる洗濯方法です。そもそもドライクリーニングとは、水を使わないクリーニング方法であるため、専門のクリーニング店で行われるドライクリーニングと、家庭で行うドライマークコースという洗濯方法とは別ものであることを理解しましょう。
つまり、ドライマークの衣類を家庭で洗濯するドライマークコースとは、ドライマーク専用の中性洗剤を用い、できるだけ洗濯機の力を緩めて、水で優しく洗うことだといえるでしょう。しかしながら衣類によっては水にぬれただけで型崩れや色落ちをしてしまうものも多いため、ドライマークが付いていたとしても注意が必要です。

6.シワにならない脱水方法

衣類にシワができがちな洗濯あとの脱水。シワを防ぐ脱水ポイントは、脱水の時間を短くすることです。例えば合成繊維製品でしたら10秒~20秒程度、綿製品の場合でも1分程度に抑えましょう。生地が薄いものやニット素材は、タオルで包んでから脱水をするとシワになりにくいです。

7.衣類に合わせた干し方

洗濯を終えて衣類を干すとき、全部同じ場所で干していませんか?実はそのせいで、せっかくキレイに洗えても型崩れや色あせをしてしまうというケースも多いのです。したがって洗濯物を干すときには、衣類の素材に応じた干し方や干す場所を考えるようにしましょう。
例えば、シルクやウール、ナイロン製品などは日光に弱いので、できるだけ日陰に干してください。そのほかの素材に関しても、できるだけ取り扱い表示絵に示された干し方を行うようにしましょう。

■シワを防ぐポイント
洗濯物にシワができてしまう原因は、洗濯時に衣類が折り曲げられ変形した状態で固まってしまうからです。したがって、脱水が終わったらすぐに洗濯機から洗濯物を取り出すことが大事です。そして折り曲げられた状態を元に戻すために、洗濯物を1枚ずつ広げて伸ばしていきましょう。特に綿や麻素材は水分を含みやすく、シワになりやすいので、Yシャツはシワを引っ張って伸ばしてから干しましょう。

少し手間は掛かりますが、理想的な洗濯の仕方を取り入れることで衣類も長持ちしますし、大切な衣類を守ることもできます。ぜひ明日の洗濯から少しずつ取り入れてみてください。それでも洗濯が負担になるときがあるかもしれません。そんなときは、家事代行サービスに洗濯をお任せする方法もあるので、一度検討してみてはいかがでしょうか。

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