「家事のミカタ」はハウスクリーニングや家事代行の情報をはじめ、家事や暮らし、子育てに関するコラムを掲載しています。
2016/08/24 (水)

畳や障子の掃除ってどうやるの?和室の掃除方法とは

画像:gettyimages
和室のある家庭で長年生活をしてきたという経験がないと、和室の掃除方法は難しく感じてしまうかもしれません。

特に若い人の場合、引越し先ではじめて和室に触れて、どうやって掃除をすればよいのか途方に暮れるというケースも少なくないようです。そこで今回の記事では、そんな和室の掃除を初心者の方向けに畳、障子、白木、仏壇、神棚、ふすまといった、和室特有の掃除や手入れの方法について分かりやすくご紹介します。

1.畳

■畳掃除の基本

和室掃除の代表といえば畳です。畳もカーペットと一緒でほこりがたまると、ダニの温床になってしまいます。うちの畳は新しいから大丈夫!と油断をしてはいけません。ツメダニというダニは、古い畳よりも新しい畳に好んで生息するといわれています。

畳のほこり掃除は、掃除機を畳の目に沿って丁寧にかけることがおすすめです。畳の目に沿わないで掃除機やほうきを使用すると、畳を傷める原因となってしまいます。また、強く掃除機を押し付けることも畳が傷む原因になります。掃除機のあとの仕上げはから拭きです。掃除機だけでは畳の目に入っている細かいほこりは取れないため、から拭きも同様に畳の目に沿って行いましょう。

■畳掃除の注意点

畳の表面のい草は白土を付けて干したものですので、湿気に弱いです。そのため水拭きは避けましょう。どうしても汚れがひどくて水拭きしたい場合には、脱水機でしっかりと絞った雑巾を使い、できるだけ畳に水分を残さないようにしてください。

■しっかり畳掃除をするときは?

畳掃除は雑巾がけが基本。前述したように、洗濯機の脱水で絞ったタオルや雑巾で、ゆっくり拭いていきましょう。また水よりもお湯につけて絞った雑巾のほうが、乾燥も早く汚れもしっかり取れます。このとき、バケツ八分目の水にお酢を大さじ1杯ほど加えると、畳の黄ばみが取れやすいといわれています。畳は水分を嫌うものなので、雑巾がけは晴れた日の午前中に、窓を開けて換気をしながら行いましょう。

■畳にカビが付いてしまったときは?

畳にカビが生えたときは、薬局で市販されている消毒用エタノールで拭くのが一番です。水で薄める必要はなく、そのままタオルに染み込ませます。そしてカビが生えている箇所に押し当ててください。このとき、カビの胞子が飛散しないように、そっと拭いていくのが大切です。
しかし色が付いている頑固なカビの場合、消毒用エタノールだけでは落としきるのが難しいでしょう。また、カビの根が深く畳の内部にまで浸透している場合は、個人で除去ができないこともあるため、ハウスクリーニング業者に依頼をするというのもひとつの手です。

■畳のメンテナンスは?

畳では、裏返しと表替えというメンテナンスを行います。

裏返しとは、新しい畳を入れて3年から5年ほどがたち、日焼けや傷みが目立ち始めたころに行うメンテナンスのことです。畳に張り付けている畳表と呼ばれる表面の部分のみを剥がし、裏返しにして張り替えます。

これに対し表替えとは、裏返しをした畳表が傷んだら、畳表そのものを新しいものに張り替えることを指します。

新しい畳を入れてから3年から5年で裏返しを、さらにそこから2年から3年で表替えというのがメンテナンスの基本で、部屋の使用頻度にもよりますが、畳全体を新しくするのは10年から20年経過したころがよいでしょう。日ごろから小まめに拭き掃除を行うことで、畳を長持ちさせられます。

■ダニが発生した場合は?

畳にダニが発生したときの駆除方法ですが、一般的にハウスクリーニング業者が行っているのは、畳を上げて床板部分をしっかりと掃除したあと、畳自体を熱乾燥させるといいます。これはダニが熱に弱いことが理由です。このあとダニが再び発生しないように、床板部分に防虫シートを敷きます。
ダニの発生は、日ごろからきちんと拭き掃除や掃き掃除を行うことで、格段に減らすことができます。また、高温多湿というダニが好む環境をつくらないようにすることも大切です。

2.障子

■障子掃除の基本

障子は木と紙によってつくられたものなので、基本的には消耗品と考えておくのがよいでしょう。しかし和室の障子は、ほこりによる汚れが大半を占めるので、これらを小まめに取り払っていくことで長持ちさせることができます。障子の組子にたまったほこりを取り除くには、毛足の長いハケブラシやハタキを使うのがよいでしょう。ほこりは下に落ちていくので、二度手間にならないよう上から順に払っていきます。最後に障子の上桟や下桟、框(かまち)部分に白木用のワックスを塗っておくと、汚れやほこりの防止につながるのでおすすめです。

■引き手まわりの手アカは洗剤で

人の手が触れる引き手まわりは手アカ汚れが付着しやすくなっています。から拭きでこれらの汚れが取れない場合には、中性洗剤を薄めてから固く絞った雑巾で拭いてみてください。このとき、障子紙に触れないように注意しましょう。

■障子の張り替え

障子紙は通気性に優れフィルターの働きをしますので、気付かないうちに汚れてしまいます。そのため年1回程度は、張り替えるのがよいでしょう。
張り替えを一般の家庭で行うのは少し難しいため、ハウスクリーニング業者に頼んでいるという人も多いようです。

3.白木の柱や鴨居(かもい)

■白木掃除の基本

白木とは、塗料を塗っていない木材のことを指します。主に床や柱、梁(はり)などに利用される素材ですが、手入れの方法を間違えるとかえって汚してしまうことから、正しい掃除の方法を知ることが大事です。

無垢(むく)の白木の場合、水分や油分などの汚れから自身を守ることができないため、水拭きをしてしまうと、そのまま水分まで染み込んでしまいシミができてしまいます。したがって白木掃除の基本はから拭きであるということを覚えておきましょう。

■落ちない汚れはどうするの?

から拭きでも落ちない汚れやシミは、白木専用のクリーナーを使って落としましょう。ホームセンターでは、白木専用のクリーナーが数多く販売されており、使用目的に応じてさまざまなタイプがあります。はじめて白木専用のクリーナーやワックスを使用する場合には、ムラなく塗れる液状タイプのものがおすすめです。

4.仏壇

■仏壇掃除の基本

仏壇は、先祖を祀(まつ)るものですので、常にきれいにしておきたい場所です。普段はほこりや汚れが目立つ部分を、仏壇専用の毛ばたきや布で掃除するだけで十分きれいになります。そして月に1度くらいは乾いた布で拭き掃除をするのがよいでしょう。また、お正月やお盆、春と秋のお彼岸前といった節目ごとに丁寧な掃除を行うのもよいかもしれません。

■金箔(きんぱく)仏壇の注意点

金箔で特に気を付けることは、汗と指の脂です。金箔は指紋が付きやすいので、できるだけ手が触れないように注意が必要です。手袋を着けて掃除を行うのもよいでしょう。基本的には毛ばたきでほこりを払うようにしましょう。漆塗りの黒い部分は、やわらかい布でそっと汚れを拭き取ってください。漆塗りの表面は光沢があるため擦るように拭くと傷が付いてしまい、とても目立ってしまいます。

■仏具の掃除方法

仏具に関しても金属のものが多いため、手袋を着用のうえ、布を使って優しくから拭きをしましょう。また、仏具は日常的に必要となるものだけを置くようにして、あとのものは法事やお盆などで使用するときにだけ取り出すようにしましょう。

5.神棚

■神棚掃除の基本

神棚という神聖な場所だけに、特別な掃除方法があるかもと心配になりますが、特に決まり事もなく、ほこりや汚れが目立ったらきれいにするという考え方で構いません。掃除道具も、雑巾や毛ばたきがあれば充分です。
具体的な手順としては、神棚に祀ってある供物や榊(さかき)を下ろしたあと、棚の拭き掃除を行います。そして棚が乾くのを待つ間に、神殿や榊瓶のほこりを丁寧に毛ばたきで落とし、汚れが気になるようなら布で拭き取りましょう。


■神棚の取り替え時期

神棚は定期的に掃除をしていても、年月がたつとどうしても汚れが目立ってくるものです。取り替える時期に決まり事はないので、落としきれない汚れが目立ってきたら新しいものに取り替えることをおすすめします。

6.ふすま

■引き手まわりの掃除

ふすまの引き手まわりの掃除は障子と基本的には同じです。ふすまは紙でできているため雑巾でゴシゴシと水拭きをすることはできません。白くてやわらかい消しゴムを使うとよく落ちるということが知られています。硬い消しゴムを選んで破かないように注意しましょう。

■ふすま紙の修繕

紙製ですので小さい範囲であれば上から紙を貼るような修繕方法になります。ふすま紙を貼るための専用のりもありますが、小さな破れの修繕ならば文房具用ののりを使っても構いません。破れが広範囲に渡る場合は、専門業者に張り替えを依頼しましょう。

■ふすまの滑りが悪いときは

ふすまの下にはチリやほこりなどのゴミがたまりやすく、ゴミがたまるとふすま自体の滑りが悪くなるため不便になってしまいます。また経年劣化によって滑りが悪くなってしまった場合には、鴨居にロウを塗り込んでみたり、専用の鴨居滑りテープを貼ってみたりするとよいでしょう。



いかがでしたでしょうか?和室の掃除は、掃除方法を間違えると状況が悪化するようなものが多く、特にふすまや障子の張り替えは家庭で行うのは難しいかもしれません。まずは一度ハウスクリーニング業者といった掃除のプロに依頼し、そのあとはぜひご自身でトライしてみてください。

画像:gettyimages

人気記事ランキング集計期間:過去30日分

関連キーワード

あわせて読みたい関連記事

ハウスサービス一覧