「家事のミカタ」はハウスクリーニングや家事代行の情報をはじめ、家事や暮らし、子育てに関するコラムを掲載しています。
2016/08/31 (水)

「ドライ/冷房/送風 どう使う?」 エアコンを賢く使って節電・節約効果アップ!

取材・文/丸田カヨコ

写真:PIXTA

“○○モードは電気代がかかる”、“一番効率がいいのは設定○○℃”など、さまざまな情報が飛び交うエアコンの使い方。電気代がかかりやすい運転モードや使い方など、気になりませんか?そこで、節電・節約しながら快適に過ごせる「賢いエアコンの使い方」について、ダイキン工業の長内さんに聞いてみました。

ポイントは“冷房の使い方&メンテナンス”にあり

長内さんによると、エアコンのドライモードには“弱冷房除湿” “再熱除湿”の2タイプあるのだそう。
「どちらのタイプも、空気を冷やして湿度を取り除くことには変わりありませんが、“弱冷房除湿”は、湿度が除かれた空気を冷たいまま部屋へ戻します。“再熱除湿”は空気をエアコン内のヒーターで温めて部屋へ戻す機能もあるので、そのぶん電気代がかかるんです」(長内さん、以下同)

運転モードを電気代がかかりやすいほうから並べると、「ドライ(再熱除湿)>冷房>ドライ(弱冷房除湿)>送風」の順なのだとか。ご自宅のエアコンのドライモードはどちらのタイプか、取扱説明書でチェックしたり、メーカーへ問い合わせたりして確認してみてくださいね。

電気代がかかりやすいとはいえ、夏は冷房モードを使わないわけにいきません。そこで、上手な冷房モードの使い方について聞いてみました。
「冷房は“設定温度を1℃上げると10%の節電になる”といわれていて、設定温度を低くするほど電気代がかかりやすくなります。そこで、暑いからと設定温度を下げる前に、風量を強めたり、風を直接当てるように風向きを調節してみましょう。人は風に当たっていると体感温度が涼しく感じるんですよ」
冷気が届きにくいときは、中継地点にサーキュレーターを置いて風を流すとよいそう。
「例えばキッチンが暑すぎるお宅なら、キッチンへ送風するようにサーキュレーターを置くと冷風を引っ張ってこられます」
これで、もう夏の揚げ物も怖くない!?

「エアコンは“室内機で集めた部屋の熱を、冷媒にのせて室外機に持っていき、外へ逃がす”仕組みになっています。実は、室外機ががんばって働いている=電気を使っているんです。
ですから、熱を上手に逃がせるように、室外機のまわりはなにかで覆ったり物を置いたりせず、風通しをよくしてくださいね」。
室外機の周りが熱くなればなるほど、室外機は“周りよりもっと熱くなろう”とがんばってしまうので、電気代も上がるのだとか!

写真:PIXTA

「帰ってきたときに屋外より室内のほうが暑く感じたらまず換気」が電気代を抑えるコツ

玄関を開けたらまずはエアコンのリモコンにダッシュ! 夏にはよくある風景ですが・・・・・・。
「家に帰ったときに屋外より室内のほうが暑く感じたらまず部屋の換気をして、こもった熱を外に出しましょう。2カ所以上の窓を開けて風の通り道をつくるといいですよ。サーキュレーターの効果があるエアコンの送風モードを併用すると効率が上がります」
なんと、送風モードは電気代も扇風機と同じ程度しかかからないんだとか!

「換気がすんでエアコンの電源を入れたら、最初にグッと風量を強めて、あとで弱めるのがオススメです。
エアコンの最も電気代がかかるタイミングは“電源を入れたとき”。室内の温度と設定温度に差があるほど、冷やすためにがんばって運転するからなんです。ここは最初に強風で運転して、一気に冷やすのが効率的です。弱風運転にすると、とろとろと長い時間冷やすための運転を続けるので、電気代がかかりやすい状態が続いてしまいます」
風に直接当たるのが苦手な方は、風向を上向きにするといいそう。冷気は徐々に下へ降りてきます。

いろいろな技を教えてもらいましたが、実は一番オススメなのは“自動運転”なのだとか!
「エアコンの最適な設定は環境によってケースバイケースです。木造の一軒家、鉄筋コンクリートのマンション、またどの方角に向いて建っているのかなど・・・・・・。でも、最近のエアコンはとても賢いので(笑)、自動運転にすれば、室温や外気温に合わせて最適な風量や風向を判断して運転をしてくれますよ」

最後に、忘れてはいけないのが、約5%の節電につながるといわれているフィルター掃除。
「ホコリやゴミを漉(こ)し取るフィルターが汚れていると、ニオイのもとにもなりますし、エアコンが風を吸い込みにくくなるので、風量も下がってしまいます」
基本的には2週間に1度掃除機で吸い取ればいいのですが、キッチンに近いエアコンだと、油煙というベタベタした汚れがつきやすいもの。ぬるま湯につけて洗うのがオススメです。
フィルター以外も、日ごろからちょっとしたメンテナンスを習慣にして。
「冷房モードを使うと室内機の中に少し水滴が残るので、冷房を使った後は送風モードで中を乾燥させてあげると、カビやニオイの予防になりますよ」

こうしてお話を聞くと、快適に過ごしながら節電・節約する方法にもいろいろあるようです。みなさんもこの夏はぜひ、賢いエアコンの使い方を試してみてください!

プロフィール

長内 美鶴
ダイキン工業株式会社 ダイキンソリューションプラザ フーハ東京

ダイキン工業のショールーム「フーハ東京」で、主にイベントの企画運営を担当。
「フーハ東京」ではダイキン製品の見学・体験や、機種選定や困りごとなどの相談ができる。

取材・文/丸田カヨコ

ハウスクリーニングのカテゴリ

人気記事ランキング集計期間:過去30日分

関連キーワード

ほかのエリアで探す

北海道

東北

甲信越・北陸

中国

九州・沖縄

あわせて読みたい関連記事

ハウスサービス一覧