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2016/09/28 (水)

家事代行をフル活用!森本千賀子さんが教える家事のマネジメント術

取材・文/丸田カヨコ 撮影/刑部友康
現在、株式会社リクルートエグゼクティブエージェントで経営幹部人材、スペシャリスト人材といったエグゼクティブ層の採用支援や外部企業とのアライアンス推進などの仕事に携わりながら、中学1年生と小学2年生の男の子の母としても充実した日々を過ごしていらっしゃる森本千賀子さん。「No.1営業ウーマンの『朝3時起き』でトリプルハッピーに生きる本」などの著書も人気で、メディアにも幾度となく取り上げられている森本さんも、実は家事代行をフル活用しているのだそう。そんな森本さんに、妻、母、ビジネスパーソンの“トリプルハッピー”をかなえる家事のマネジメント術について伺いました。

「自分でやらなきゃ」という気持ちから解放されました

──お子さんが小学校へ上がるまでは、今よりもっと大変だったのではないですか?
そうですね。大変さでいうと、第1子を産んだ後と第2子を産んだ後では雲泥の差があったかもしれません。第2子を産んだ後のほうがずっと楽になりました。

──お子さんが2人に増えてからのほうが“楽になった”と?
はい。第1子のときは、「家事も育児も自分でやらなきゃいけない」という呪縛のような気持ちがあって、ほぼ1人で全部やっていました。でも、第2子が生まれたときに、夫が出張族になってしまって。それまで朝は毎日夫に保育園へ送ってもらい、週に2回は迎えに行ってもらっていたので、その助けがなくなってしまったんです。「これはもう物理的に無理だ」と。それがきっかけで「自分でやらなきゃ」という気持ちから解放されて、完全にアウトソースに切り替え、シッターと家事代行を頼むようになりました。

──なるほど。ちなみに“ほぼ1人でやっていた”ころの1日の過ごし方はどうだったのでしょうか?
朝は6時に起きて朝ご飯をつくっておき、子どもを夫に任せて早々に出勤していました。夜は19時半にお迎えに行って、帰宅してからは“怒濤の2時間”でしたね。ご飯をつくって食べさせて、お風呂に入れて、22時までに寝かしつける!みたいな。寝かしつけた後に私は起きて、残った家事や仕事をすませ、夜中1時ごろに寝るという生活でした。第1子が年長になるまでですから、5~6年は続けました。

──当時もっともストレスを感じていたことは何でしょう?
特に気になっていたのは料理です。とにかく毎日時間が足りなくて……19時半にお迎えとなると、息子はお腹をすかせて待っているので、15分~20分でチャチャッとできるものばかりになってしまう。メニューもどんどん画一化しちゃうので、「また○○?」なんて言われてました(苦笑)。結構早い時間に出勤していたので、朝につくり置きするのも難しくて。料理自体は嫌いではなかったし、食育のことを考えても「これでいいのかな?」という思いがありましたね。

朝型生活と家事代行サービスの利用で生活が一変!

──2人目のお子さんが生まれた後は、どんなふうに1日を過ごしていらっしゃいますか?
まず、朝3時から4時に起きるようになりました。それまでは子どもを寝かしつけてから自分だけ起きていたんですけど、そのまま自分も寝てしまうことにして、22時台就寝なら3時起き、23時台なら4時起きの“5時間睡眠”でいこうと。子どもたちが起き出してくるまでの3~4時間を家事や仕事、ライフワークに充てています。朝は集中できるし、本当に生産性が高くなるんですよ。出勤時間も以前より少し遅くするようになって、夜は子どもたちのことをシッターさんにお願いしているので、帰宅時間も今は21時から21時半ごろですね。

──シッターさんがお子さんたちの夕食もつくってくださる?
そうです。場合によってはお風呂も入って、宿題も終わらせて、歯磨きまで終わって、もう寝るだけ!みたいな(笑)。だから私も帰宅したら、基本的には寝るだけです。

──家事代行も定期的に利用されているのですね。
家事代行も、家電も、家事のサポートツールになるもの全般を取り入れてやっています。家事代行は週1回2時間来ていただいています。毎週ルーティンでお願いしているのが水まわりの掃除と、部屋の整理整頓、掃除機をかけて水拭きする……といったことで、加えてその都度必要なことをお願いしています。アイロンがけとか、宅配便や食材配送の受け取りとか、月に1回くらいは「今週は窓を拭いてください」とか。ちょっと多いくらいの項目をリストアップしておいて「2時間でできるところまでやってください」という感じです。それがないときは、ルーティンの仕事を一つひとつ丁寧にお願いします、と依頼しています。

──週に2時間でも、しっかりマネジメントされているのですね。
そうですね。やってくださる方が迷わずに、どういうスタンスでやればいいか分かるように、家事代行さんともシッターさんとも、最初にちゃんとお話をするようにしています。私が仕事に対して、家事に対して、育児に対してどういう価値観を持っているか。そこに共感いただいて、理解いただいた上でできることをやっていただく。私が日ごろどんなことをしているか知っていただくために、メインの仕事以外にも、手がけている連載記事が出たときには資料としてお渡ししたりしています。

──家事代行の方のお仕事ぶりはいかがですか?
さすがプロの方だけあって、毎週たった2時間なんですけど「ここまでやってもらえるのか」というくらいきめ細やかです。それに毎週同じ方に来ていただいているので、だいぶうちの仕様に慣れてきて(笑)、どういう動線でやれば一番手っ取り早いかとか、どうすれば私が喜ぶかというのも分かっていただけている。私も「主婦目線で、自分だったらこうするという価値観でやってください」とお願いしているので、頼んでいることでなくても、自分なりの工夫をしてくださるんです。

家事代行サービスを利用することは“自分への投資”にもなる

──ご自身でガンバって家事をこなしていたときと、今現在を比べてみていかがですか?
今のほうがずっと快適です。バリバリ働いている人ほど、責任感が強くて“子育てや家事も自分でやるべき!”と考えがちだったりするので、外にお願いすることが甘えだと思ってしまう。私もそうでした。でも今は、“自分にしかできないこと”にフォーカスして、自分でなくてもできることはほかの人にお願いするスタンスです。家事もそうですし、仕事でもそう考えるようになりました。

「たまたま早く帰れる」というときでもシッターさんに来てもらって、そのぶん、子どもたちの勉強を見てあげたり、普段できないことをするようにしています。1人の時間も大事だと思っているので、美容院に行ったりとか、カフェで友達としゃべるとか。そういう時間をもつことも“ママだから控えるべき”ではないと思っています。心の余裕ができて、子どもたちにも良い影響があるなら大事なことですよね。

──つい「プロにお願いするぶんだけ稼がないと!」と思ってしまいがちですが……。
よく「家事代行もシッターもお金がかかるし、なんのために働いているか分からない状態になりませんか?」なんて言われますけど、時間ができたぶん、今まで断念していた仕事を引き受けたり、勉強会やセミナーに出たりして、自分自身のバリューを上げることにもつなげられます。長い目で見れば収入も上がって、お釣りがくるかもというのを自分も実感しているので、そういう“自分への投資”のような感覚もあっていいと思いますよ。

プロフィール

森本 千賀子(もりもと ちかこ)
株式会社リクルートエグゼクティブ エージェント エグゼクティブコンサルタント

1993年リクルート人材センター(現リクルートキャリア)に入社。転職エージェントとして、約1万人超の転職希望者と接点をもち、約2000人超の転職に携わる。2012年4月より株式会社リクルートエグゼクティブエージェントに転籍。エグゼクティブ層の採用支援、外部パートナー企業とのアライアンス推進などのミッションを遂行し、エグゼクティブコンサルタントとしての活動領域を広げている。プライベートでは現在、夫と中学1年生、小学2年生の息子との4人暮らし。働き方を朝型に切り替え、家事支援サービスをフル活用しながら「妻」「母」「ビジネスパーソン」として充実する「トライアングルハッピー」を目指す。

取材・文/丸田カヨコ 撮影/刑部友康

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