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2016/11/16 (水)

大掃除はコツを押さえて簡単に!年末に慌てないために知っておきたいこと

SUUMOハウスサービス編集部
年末になると多くの家庭で行われる大掃除。普段はなかなか掃除をしない場所にも手をつけるとあって、手間も時間もかかります。年末が近くなると、大掃除を思って憂鬱になる方も多いのでは?何かと忙しい年の瀬に大掃除で慌てないために、大掃除のストレスを軽くするコツや、日ごろから心がけておきたいことなどをご紹介します。

大掃除の基礎知識

年末になると、日本の多くの家庭で行われる大掃除。なぜ、年の瀬の慌ただしい時期に、わざわざ大がかりな掃除を行うようになったのでしょうか。海外にも、同じような習慣があるのでしょうか。

年末の大掃除、起源は平安時代

大掃除が行われるようになったのは平安時代ごろのこと。このころの大掃除は「煤払い(すすはらい)」と呼ばれ、現代のように住まいをきれいにする行為というよりも、新しい年の安泰や五穀豊穣を祈念するとともに、新たな年に年神様をお迎えするための行事的な意味合いをもつものでした。
この煤払いは12月13日に行われることが多く、この行事が民間にも広まり、年末に囲炉裏やかまどから出た家中のすすやホコリをきれいに取り払い、正月をつつがなく迎えるための準備を始める日として、次第に定着していきました。これが、現在家庭で行われている年末の大掃除の起こりだとされています。

●大掃除にはどんな道具が使われていた?

昔の日本で大掃除に用いられていたのは、ほうきとちりとり、はたき、雑巾といった、現代でもおなじみの掃除用具たち。これらの掃除用具は、現代に至るまで、ほとんどその姿を変えることなく伝えられてきています。便利な家電製品が一般的に用いられるようになった現在でも、これらのアナログな掃除道具が活躍する場面というのはたくさんありますね。
古くなった衣類を使って雑巾をつくるというリサイクルも、古くから当たり前に行われてきたこと。伝統的に刺し子の技術が発達した地域では、雑巾にさまざまな美しい模様を刺して楽しむこともあったのだそうです。また、掃き掃除をする際に、床面に茶殻や濡れた紙をまいてホコリが上がらないようにするといったウラ技も、昔の人は実践していたのだとか。
1年間で住まいにたまった汚れを、年の終わりにきれいにするというだけでなく、新しく訪れる年の幸せを願う意味もあった大掃除。現代の生活スタイルに合った形に姿を変えながらも、古くから大切にされてきた習わしなのですね。

日本以外の国にも大掃除はあるの?

日本では、新年を迎えるために欠かせない行事の一つとして、大掃除が古くから行われてきたことがわかりました。一方、海外にも大掃除と似た習慣はありますが、行われる時期や大掃除についての考え方は国によって実にさまざま。いくつかご紹介していきます。

●中国の大掃除「掃塵」

まずは、お隣の国・中国。中国には「掃塵」と呼ばれる伝統的な大掃除の習慣があります。掃塵が行われるのは春節(旧正月)の前。掃塵を行うと「除陳布新(古いものを取り除き、新しくする)」で、全ての悪い運気が一掃されるといわれています。
毎年春節のころになると、あちらこちらで部屋を隅々まで掃除し、庭を掃いたりカーテンや寝具を洗濯する「掃塵」の光景を目にすることができます。



●欧米は春の大掃除「スプリングクリーニング」

欧米では大掃除にあたるものとして、主に3月から初夏にかけて行われるSpring Cleaning(スプリング・クリーニング)というものが存在しています。


日本の大掃除は年末に行われるのが一般的ですが、春の大掃除にもメリットがあります。
一つは、年度の変わり目に服などを中心とした整理や部屋の模様替えを兼ねて掃除ができること。生活スタイルが変化する節目であることが多い春に大掃除をすることで、必要なものとそうでないものを振り分けながら片付けることができます。
もう一つのメリットは気候的な面。気候のいい春であれば、年末の寒い時期ではおっくうになりがちなベランダや窓などの掃除にも取り組みやすくなり、冷たい水仕事の辛さもなくなります。
このようなメリットが春の大掃除にはあるので、私たちの生活にも取り入れてみたい習慣ですね。

大掃除の進め方と押さえておきたいポイントは?

大掃除をするとき、どのようなことに気を付けて進めていくとスムーズなのでしょうか。進め方のポイントや掃除をする箇所ごとの掃除のコツを見ていきましょう。

大掃除を進めるときの基本ポイント

大掃除をするときに押さえておきたいポイントは三つあります。

●高いところから低いところ、奥から手前に

ホコリは、上から下に向かって落ちていきます。一度掃除した場所を汚してしまわないよう、掃除は高い場所から先に行うのが基本です。同じ理由で、一番奥の部屋から順に掃除を行うと、効率よく作業ができます。

●掃除道具は手の届く場所にセット

拭き掃除をする場合は、替えの雑巾とバケツを常に手の届く場所に置いておく、スプレーはエプロンのポケットなどに携帯しておくなど、道具を取りに行く手間を省くことで、効率的に掃除を進められるようになります。

●換気は必ず行う

掃除をしている間はどうしてもホコリがたちます。また、洗剤の種類によっては有害なものもあります。事故を防ぎ快適な環境で掃除をするためにも、窓を開けて換気をしながら作業しましょう。

コツを押さえてスッキリ。場所別掃除法

基本ポイントを守りながら、掃除する場所に合わせた方法で掃除を進めていきます。掃除の方法やコツを場所別にまとめてみました。

【キッチン】
油汚れが多いキッチン。ステンレス部分の油汚れを落とすのには、重曹を使うのが効果的です。汚れた部分に少量の重曹を振りかけて油分となじませ、布やスポンジで汚れをこすり落とします。メラミンスポンジを使うとさらに汚れ落ちがよくなります(光沢のあるステンレスの場合、メラミンスポンジの研磨作用で光沢がなくなることがあるため注意が必要です)。細かい部分の汚れには、歯ブラシを使いましょう。
油汚れで固まったコンロの五徳は、重曹を溶いた湯で煮沸することで、汚れを落としやすくなります。重曹は熱湯に投入すると吹きこぼれることがあるため、必ず、水から入れて火にかけてください。また、65度以上の重曹液は、強いアルカリ性になります。手指につかないよう、必ずゴム手袋をはめて作業してください。

【トイレ】
トイレの汚れのほとんどはアルカリ性。アルカリ性の汚れには、酸性のクエン酸を用いるのがオススメです。床や壁の汚れには水で薄めた掃除用のクエン酸をスプレーし、濡れ雑巾で拭き取りましょう。このとき拭き残しがあると、金属部分の錆や樹脂の傷みの原因になることがあるため、注意が必要です。汚れが頑固な部分には、クエン酸液を染み込ませたティッシュペーパーを乗せてしばらく置き、メラミンスポンジに重曹をつけてこすればきれいになります。ただし、樹脂部分にメラミンスポンジを使用すると傷がついてしまいます。樹脂製の便座や便器の蓋には使えないので気を付けてください。

【浴室】
浴室の掃除では、浴室用の中性洗剤を使うことで、軽い汚れならばほとんどを落とすことができます。ただし、壁際や床、鏡などに残る白く固まった汚れは、中性洗剤ではなかなか落ちません。この白い汚れの正体は、水道水に含まれているカルシウムやマグネシウムといった成分が、シャンプーなどと反応して結晶となったもの。このような汚れにも、酸性のクエン酸が威力を発揮します。
クエン酸をスプレーしたキッチンペーパーを汚れにかぶせるように置き、10分ほど置いたあとで磨いてみましょう。これだけで、汚れが落ちやすくなります。汚れがひどいときは、数十分~数時間かぶせておいてから磨いてみてください。

【窓】
窓ガラスは、ホームセンターなどで購入できるスクイージー(水切りワイパー)を使うと簡単に掃除できます。
緩めに絞った雑巾で、窓全体を濡らします。スクイージーで水気を落とし、乾拭きして残った水気を完全に拭き取りましょう。油性の汚れがなければ、この方法で十分にきれいにできます。

【フローリング】
面積が広い床の掃除は、いかに段取りよく進めるかが大切。奥から手前に向かい、道具も手近に移動させながら進めていきましょう。
まずは床の上の家具をできるだけ別の部屋に移動させます。掃除機でゴミやホコリを吸い取り、最後に拭き上げます。
最近の物件はフローリングに合板が用いられている場合がほとんど。合板のフローリングが水を含むと、波打ってきたり表面が浮いてくることもあるため、雑巾は必ず固く絞りましょう。落ちにくい汚れには、中性洗剤を使用します。

【ベランダ】
ここまでの部分は、一戸建て住宅でも集合住宅でも掃除の方法はさほど変わりません。気を付けなくてはいけないのは、ベランダの掃除をするときです。

・一戸建て
一戸建て住宅のベランダの場合、気兼ねなく水を使用して掃除をすることができます。
あらかじめベランダに置いてあるものを移動させ、大きなゴミやホコリを取り除いたら、ほうきなどを使って目立った汚れを取り除きます。住居用の洗剤とデッキブラシを使って床面や壁面を磨き、水で流しましょう。シャワーヘッドとつないで水をまくことができるホースリールなどの便利グッズもあるので、利用すると楽に水を流せますね。

・集合住宅
集合住宅では、たくさんの水を使って掃除をすると、階下に水漏れしたり、隣のベランダに水があふれてしまう場合があるため、注意が必要です。
できるだけ水を使わずに掃除できるよう、新聞紙を使って掃除をする方法をご紹介します。
新聞紙を水に濡らして軽く絞り、ちぎってパラパラとベランダにまきます。あとはほうきで新聞紙を集めるだけで、新聞紙がチリや汚れを取ってくれます。
細かい部分のホコリを取るには、掃除機を使うのも効果的。付属の先が細いノズルを使ったり、ない場合はトイレットペーパーの芯を斜めに切り、即席ノズルをつくって装着するという方法もあるので、隅のホコリまでスッキリ取ることができますよ。

大掃除をプロにオーダー メリット・デメリットは?

ハウスクリーニングのプロにオーダーするというのも、大掃除の方法の一つです。その場合どのようなメリットが考えられるのでしょうか。

メリット1:自分ではなかなかできない部分まで掃除してくれる

大掃除をプロに依頼する最大のメリットは、自分ではなかなか手が回らない部分や落としきれない汚れまで、きれいにしてくれるという点です。プロならではのノウハウや個人では購入することがないような高機能な道具を駆使して、家中を見違えるほどきれいにしてくれるでしょう。

メリット2:自分で同じレベルの掃除をするのに比べて短い時間で大掃除を終わらせてくれる

自分たちで徹底的に大掃除をするとなると、1日では終わらず2日、3日がかりになってしまうこともあります。その点、ハウスクリーニング業者は経験や技術、人手、高機能なツールを用いて、より短い時間で高い完成度の掃除を行ってくれます。

メリット3:日ごろの掃除についてアドバイスをもらえる場合も
日々の生活の中で汚れをためないための日常的なメンテナンスについて、プロならではのアドバイスをもらえるケースもあります。日ごろから手入れが行き届いていれば、大がかりな掃除の必要もなくなるので、プロの助言は聞いておいて損はありません。

ハウスクリーニング業者に大掃除を依頼すると、多くのメリットがある一方でいくつかのデメリットもあります。

デメリット1:費用がかかる
プロに仕事を依頼する以上費用が発生します。できるだけ節約をしたいという方や、時間や労力、技術をお金で買うことに抵抗があるという方にとってはその点がネックかもしれません。


デメリット2:年末は予約が取りにくい傾向に
大掃除を行う時期として圧倒的に多いのは年末。ハウスクリーニング業者への依頼もやはり年末に集中し、予約が取りづらくなることも珍しくありません。一年の区切りとして大掃除を行うのが日本の伝統的な考え方ですが、ハウスクリーニング業者を上手に利用するためには、大掃除の時期を少しずらしてみることも必要かもしれません。

ハウスクリーニングを業者に依頼すると、どのような内容の掃除をしてくれるのか、どのくらいの価格で請け負ってくれるのかを十分に比較検討して、自分のニーズに合致する業者を選ぶのがポイントです。どうしても時間が取れないようなときや自分では行き届かない部分まで美しくしたいときには、プロの手も借りて賢く大掃除したいですね。


限られた時間で効率よく大掃除を終わらせるには?

何かと忙しいのが年の瀬。大掃除に何日もかける時間の余裕があればいいですが、1日しか時間が取れないこともありますよね。限られた時間で家全体の大掃除を行うコツは、手順を組み立てて計画的に作業を進めること。計画をスムーズに進めるためには、作業を始める前の準備が肝心です。
大掃除をする前にやっておくべき準備は「片付け」です。
家の中にものが多いと、掃除に手間がかかります。不用品は、大掃除に取りかかるまでに少しずつ処分し、家の中をスッキリさせておきましょう。古着を雑巾代わりに使えるようカットしておくと、不用品の処分と掃除用具の準備が一度にできて、一石二鳥ですね。

掃除に取りかかる優先度の高い場所としては、

1.見える場所
2.手で触れる箇所
3.臭いが出る場所

が、挙げられます。

1カ所にダラダラと時間を取られることがないよう、30分や1時間といった時間で区切りながら作業を行い、ひととおり家中を手がけたあとに余った時間でやり残しを片付けるという方法がオススメです。

●もっと短時間で大掃除をしたいなら…

どうしても時間が取れない…。できれば短時間でパパッと大掃除を終わらせたい。そんな方には、以下でご紹介する三つのポイントを重点的に掃除することをオススメします。

【玄関】
まずは、玄関。住まいの顔ともいえる玄関は、新年に年神様をお迎えする入り口でもあります。新しい年を気持ちよく迎えるためにも、ぜひ重点的に掃除しておきたい場所です。
まずは、靴を靴箱にしまい、傘立てなどを移動させて掃除がしやすいスペースをつくりましょう。
ドアや靴箱の上にたまったホコリをモップやはたきなどを使って払い落とし、水拭きをします。チリやホコリは、ほうきで掃き出すか、掃除機で吸い取りましょう。最後に、水拭きで拭き上げれば完了です。

【照明器具】
普段なかなか掃除をすることがない照明器具。たまった汚れを落とすと、見違えるように部屋が明るくなります。
電源をOFFにしてプラグから抜き、電球やカサなど、外せる部分を取り外します。電球自体は水拭きをするか中性洗剤をつけて汚れを拭き取り、カサは水拭きできる材質のものは水拭きを、できないものは柔らかな布などを使ってホコリを払ってあげましょう。

【冷蔵庫】
冷蔵庫も、年末にスッキリさせておきたい場所の一つです。冷蔵庫の電源を落とし、庫内を空にします。ポケットや棚板など外せるものは外して、水洗い。汚れがこびりついている場合はぬるま湯につけ置きしてから洗いましょう。冷蔵庫本体は水拭きをします。固まって落ちにくくなってしまった庫内や表面の汚れは、割り箸や不要なプラスチック製のカードなどを使ってこそぎ落とし、その後に温めた濡れ雑巾を当ててしばらく置くと落ちます。

この三つの場所は目立つ部分でもあるので、3カ所だけでもきれいにできると見違えるほどスッキリします。しかも数時間で掃除を終えることができます。気持ちよく新年を迎えるためにも、時間をつくって取り組んでみてくださいね。

大掃除に必須の道具と自分でつくれる掃除アイテム

大掃除の最中に足りない道具が出てきたら、効率が悪い上にやる気を削がれてしまいますよね。必要な道具をチェックして、事前に用意してから大掃除に取りかかりましょう。

《基本の道具9つ》

・掃除機
室内の掃除には欠かせない掃除機。玄関の三和土やベランダの掃除でも活躍します。タンクがゴミでいっぱいになっていないか、パック式の場合は替えがあるか、などを確認しておきましょう。

・ほうき
アナログな掃除道具ですが、掃除機が入らない狭い場所や隅などのホコリを掃除するのに重宝します。

・雑巾
拭き掃除に欠かすことができない雑巾。事前の不用品整理で出た古い衣類やタオルなどで代用することもできます。使用する頻度が高いので、多めに用意しておくといいでしょう。

・スポンジ
水まわりの掃除には欠かせない道具。酷く汚れてしまうことも多いので、使い捨てのつもりで多めに用意しましょう。

・ゴム手袋
強い洗剤を使ったり汚れ物を扱うことも多い大掃除。手指を守るためにゴム手袋は必須です。

・軍手
重いものを運ぶときの滑り防止や、手指のケガを防ぐために使用します。手にはめたまま、雑巾のように使用することもできます。

・新聞紙
広げて床の保護や汚れ物の置き場所として使います。窓やベランダの掃除、油汚れの拭き取りにも活用できます。

・ビニール袋
洗剤汚れや水汚れが垂れても、下に敷いておけば安心。大型のゴミ袋は油汚れをつけ置き洗いするときの入れ物としても使えます。

・洗剤
住居用の洗剤のほか、重曹やクエン酸といった掃除用の薬品など、掃除をする場所に合わせた洗剤を用意しておきましょう。

《あると便利な道具》

・歯ブラシ
細かい部分の汚れを落とすのに便利です。使い古しで十分なので、大掃除の機会に歯ブラシの交換も行うといいでしょう。

・キッチンペーパー
吸水性があり破れにくいため、汚れ部分に洗剤を湿布するなど、掃除の際にも重宝します。

・メラミンスポンジ
水だけで汚れが落ちるメラミンスポンジは、しつこい汚れを楽に落とすことができて便利です。

・マイクロファイバークロス
水拭きにも乾拭きにも使え、汚れ落としを楽にしてくれる万能選手です。


上記のほかに、家庭にあるものを利用して、掃除に役立つ便利な道具を自作することもできます。

【マンゴーカットスポンジ】
普通の食器洗い用スポンジに、縦2本横3本の切り込みをいれたもの。切り込み部分に、汚れが気になるものを挟むようにして洗います。グリルの網やガスコンロの五徳など、細かい部分の汚れが気になるものを洗うのに役立ちます。

【三つ編みストッキング】
履き古したストッキングを取っておくと、掃除用具として利用することができます。
ストッキングを半分に折り、折り目をキュッと結びます。2本の脚部分と胴部分で緩く三つ編みをつくり、先端を結んで留めます。
ストッキングは繊維が細かく、ステンレス部分を傷つけないように磨き上げるのにぴったり。蛇口などを磨くとピカピカになります。

日ごろから気を付けたいことやできることは?

ここまで、大掃除の進め方をご紹介してきましたが、普段の心構え次第では、住まいを美しく保ち続け、「大掃除をしない」「年末掃除は簡単に済ませる」という選択もできるように。どのようなことを心がければいいのでしょうか。

ものをため込まず“捨てる”整理整頓のコツ

住まいをきれいに保つために大切なのは、ものをきちんと収納すること…ではありません。
片付けのために収納BOXや家具を買い足しても、使わないものを一時的に隠しておく場所を増やしているだけです。本当に片付いた住まいをつくるために大切なのは、家の中のものをできるだけ増やさないこと。そのためには“捨てる”習慣をつけることが大切です。

●1日5分 “捨てる”習慣をつける

まずは、財布の中にため込んだレシートや取っておいた郵便物など、手近にある小さなゴミを捨てることから始めましょう。
次に、夜寝る前と朝出かける前に、ダイニングテーブルなど一定の場所だけは必ず片付けること、出かけるときにはゴミ箱を空にすることを習慣にします。こうすることで、起床したときや帰宅したときに片付いている状態を“キモチイイ”と感じ、次第に脳とからだが捨てることをイヤだと感じなくなっていきます。

●たまるものを持ち込まない

家の中に、使わずにためておくだけになる可能性が高いものは持ち込まないようにすることも大切です。
レジ袋や割り箸といったものはもらってこないように心がけましょう。郵便物や投げ込みのチラシもその日その場で整理して、不要なものは捨てるようにします。たまってどうしようもなくなる前に、こまめにものを減らしていくことが肝心なのです。

●しまったままの不要品も整理を

少しずつ捨てることが習慣づいたら、次は、しまったまま忘れてしまっていたり、いつか使うのではと考えてしまいこまれている不要品を捨てたり売却するなどして処分しましょう。以下のようなものに、心当たりはありませんか?

・もう使わない
古くなったレジャー用品、勢いで買ったが使わなくなった便利グッズ、子どもが小さかったころのおもちゃや服など

・好みに合わない
イメージと違い似合わなかった服、プレゼントや景品でもらったが趣味に合わないものなど

・とりあえずたまってしまっている
古い手紙や雑誌、書類などの紙類など

・そのままでは使えない
壊れたままの時計や留め具が壊れたアクセサリー、ほつれた服など

・空き箱や包装紙など
購入した商品の空き箱やブランドの袋、詳細がわからないネジ類やボタンなど

・大物家具
使わなくなった学習机、余っている寝具、弾かないピアノなど

隙間時間3分あればできる小まめな小掃除と予防掃除

日ごろから住まいをきれいに保つためには、隙間時間やついでを利用した“小掃除”を行うのも効果的です。小掃除の例をいくつかご紹介します。

【浴室】
浴室をきれいに保つためには、最後に入浴をした人が浴室を簡単に掃除してから出ることをルールにするのがオススメです。入浴後、服を着る前に掃除を済ませてしまえば、服を濡らしてしまう心配もなくなります。
また、浴室用のイスや洗面器などの備品は床に置きっ放しにせず、吊るして乾かすようにすると水アカがたまりにくくなります。

【トイレ】
汚れたときにすぐ拭き取るように気を付けておけば、洗剤を使ってしっかりと掃除をするのは週に1回程度で十分です。掃除道具はトイレの中に置いておくと、毎回取りに行く手間が省けます。

【玄関】
三和土にはものをできるだけ置かないようにして掃除しやすい状態をつくっておき、廊下掃除をするついでに、軽く拭くようにします。湿気を含んだ汚れは落ちにくくなるため、傘などの水滴は落とさないように工夫をしましょう。

そのほかにも、キッチンやリビング、洗面所などの汚れやすい場所にはティッシュとゴミ箱を置いておくと、汚れたらすぐに拭いて捨てることができて便利です。

また、小掃除に合わせて、汚れを発生させないための“予防掃除”を行うのもオススメ。

●汚れるものは極力使用しない

玄関やトイレ、キッチンのマットなど、隙間にホコリがたまったり汚してしまったら洗わなくてはならないものは、はじめから使わないようにすると、洗濯の手間が省けてスッキリします。なくても支障がないものは、思いきって取り除いてしまいましょう。

●汚れがつきやすい場所にはカバーを

冷蔵庫の中や、目が届かない棚の上などは、紙やラップであらかじめ覆っておきましょう。汚してしまったりホコリがたまってきたら、剥がして捨て、簡単に新しいものに取り替えることができます。

●汚れに強いグッズを使う

例えば浴室では、湯船のフタや洗面器を銀イオン配合の抗菌仕様のものに交換したり、吊るして乾燥させたり速乾性のある道具を使うことでカビ対策ができます。また、汚れを防止するトイレ用洗浄剤や汚れを広げないための、油はねガードやレンジフードフィルターといったキッチン用品なども、汚れがたまるのを防いでくれます。

●汚れがたまる場所をなくす
掃除の死角やホコリがたまりやすい吹きだまりや隙間などなど、汚れの巣になりそうな場所を部屋の中にできるだけつくらないようにします。インテリアの配置も、掃除がおっくうにならないように工夫すると気付いたときに小まめに掃除をすることができるようになります。

大掃除をできるだけしないための整理整頓法

整理整頓をしてものを減らし、小まめな掃除できれいな住まいを保てば、大がかりな大掃除はいりません。そうはいっても、片付いた状態がなかなか長続きしないという方もいますよね。そんな方は、自分の生活スタイルと整理整頓のしかたにズレがあるのかもしれません。以下の四つのポイントを中心に、ご自宅の収納の現状を見直してみてはいかがでしょうか。

1.使う場所にしまう
家の中のものは、使う頻度が高い場所にそれぞれを収納するようにすることで、定位置に戻しやすくなります。
リビングで使うものを廊下に、キッチンで使うものをリビングに、など別の場所にしまっていませんか?使ったまま出しっ放しを防ぐために、道具はできるだけ使う場所を定位置としてしまいましょう。

2.詰め込み収納はダメ
収納場所がパンパンで、一度出すとしまうのがとても大変…。そんなことはありませんか?しまうのが面倒な状態は、出しっ放しのモト。ものを減らし、収納スペースに余裕をつくりましょう。

3.収納位置は使用頻度に合わせて
収納スペースを開けたとき、一番取り出しやすい手前や腰の高さの位置に、普段ほとんど使わないようなものが鎮座していませんか?使う頻度が低いものは高い位置や低い位置、収納の奥に移動し、よく使うものが手前の真ん中にくるよう工夫して収納しましょう。

4.使ったら定位置に戻す
適切な収納場所を決めることができたら、使ったものは必ずその場所に戻すようにしましょう。小まめに戻す自信がなければ、カゴなどを用意して一時的な置き場にし、寝る前などに中身を全て定位置に戻すような習慣を付けてください。

日ごろの整理整頓と掃除がうまくいくようになれば、年末の忙しい時期にわざわざまとめて片付ける必要はなくなります。正しい整理整頓を身に付けて、大掃除をしなくても大丈夫な住まいをつくりましょう。

まとめ

大掃除の由来や世界の大掃除事情に始まり、大掃除のコツや日ごろから気を付けることなど、大掃除に関するさまざまな知識を紹介してきました。新しい年を迎えるために住まいを美しく清める大掃除。効率のいい手順やコツを学んで、気持ちよく新年を迎えてくださいね。また、普段からの簡単な掃除や整理整頓の積み重ねで、大掃除の手間は大幅に減らすことができます。隙間時間も有効利用しながら、ストレスなく大掃除に取り組みたいですね。

SUUMOハウスサービス編集部

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