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2017/01/11 (水)

新年から掃除で運を切り開くなら、○○からきれいにするべし!

取材・文/丸田カヨコ

写真:PIXTA

 家の中を片づけ、マメに掃除をしていると運を呼び込めるというのはよく聞く話。でも、家じゅうを一度にきれいにするのはちょっと無理かも……と気持ちが折れかかってしまったこと、ないですか?
 そこで、掃除で開運するにはまずどこからきれいにすればいいのか、風水の考え方を取り入れた“片づけ風水”のセミナーやレッスンを手掛けている家事セラピストの河野 麻理子さんに聞いてみました。

まずは「なぜ片づけ・掃除が運を呼ぶのか」を知ろう

 河野さんのお話によると、実は、片づけ・掃除と風水の考え方はほぼ同じ理由に基づいているんだとか。

 「風水って占いやおまじないっぽいイメージがありますよね?でも、実は風水は“環境学”のひとつなんです。
 片づけができていないと、散らかしたものに足を取られて転んだりすることがあって危ない。部屋が汚いままだとそのうちカビが生えたりしますし、ゴミがたまると腐ったりして悪臭も出てきます。それが体に良いかというと、まず悪いですよね?

 片づけや掃除をすると、安全で、健やかに気持ちよく過ごせるので、前向きに物事に取り組みやすい。簡単に言えばそういうことなんです」(河野さん、以下同)

 例えば、“ホテルのような部屋での暮らし”に憧れる人が多いのは、風水で「環境が運に影響する」といわれることとも通じているのだそう。
「ホテルの部屋は毎日清掃が入るし、シーツを替えてベッドメイキングもしますよね。そして余計なものは一切置いていない。そういう環境がみなさん気持ちいいと感じるし、健康的ということなんです」

まずきれいにしたい場所は「玄関」

写真:PIXTA

 では、環境を変えるために片づけ・掃除をするなら、まずどこなのでしょうか?
 「私は、玄関の掃除をおすすめしています。
 玄関は入り口でもあるけど、出口でもあるんですね。家の中で何かあったとき、逃げるのは出口・玄関ですから、そこにモノがごちゃごちゃあると危ない。通り道に物があったり、靴が乱雑に置いてあって、引っかかって転んでしまったりとか。だから、物を置かないことでまず安全を確保することが大切です」

 片づけのポイントは、一度客観的な視点で考えることにあるよう。
「知り合いなどのお宅に訪問したとき、自宅の玄関では気がつかないようなことでも、人の家の玄関だと気づいてしまったりしませんか?『モノが多いな』とか、『独特の香りがする』とか。

 実は、自分の家ではそれがもう“風景”になってしまっているから気づかないんです。例えば、小さいお子さんのいるお宅だと、たいてい下駄箱の上にお子さんの写真を何枚もいっぱい並べていらっしゃる。でも、これが不思議といっぱいあると見ないんです。

 生まれたとき、七五三、どの写真もかわいいから飾りたい!という気持ちは分かるのですが、やっぱり“旬”があるんです。3歳くらいのお子さんなら、生まれたときの写真はもうホコリもたまってきて、そうなると風水的にもよくない。
代わりに、厳選した今の写真を1枚だけ置いておきましょう。お客さまが一見して『3歳くらいのお子さんがいるのね』と会話も弾みますよ」

 玄関掃除のポイントは、うっかり忘れがちな場所を掃除することだそう。
「扉の内外両面、それからドアノブを拭くのを忘れる方が結構多いんです。でも、ドアノブは毎日握っていますよね?意外と汚れていますから、必ずまめに拭いてください。もちろんたたきも拭き掃除してくださいね。
 また、玄関が暗いと危ないので、常に明るく。日が差さないときは電灯をつけましょう。夜は外灯もつけておくと、防犯につながります。虫が気になる方は外灯をLEDにするとあまり寄ってこないですよ」

 そして風水の考え方でも、また玄関に入った瞬間の“匂い”を防ぐためにも、意識しておきたいのが“風通し”。
「消臭剤などもいいですが、玄関の風通しをよくするだけで匂いが消えます。日本は特に湿気の多い気候なので、風通しをよくするとカビも生えにくくなりますよ」

それぞれの部屋・場所に「きれいにする意味」がある

 玄関以外の場所についても、きれいにする意味と掃除のポイントを教えてもらいました。

トイレ:健康運

 まずは、“健康運”に直結しているという「トイレ」
「誰でも、汚いトイレには行きたくないですよね。でも、出すものは出さないと健康を保てないですから。
 ただ、寒い冬のトイレ掃除は、特に面倒くさく思ってしまうのでは?」

 そこで、掃除のポイントは“手軽に”と“温かさ”だそう。
「『掃除をしなくちゃ!』と構えるのではなくて、自分が用を足した後にちょっと便器の中をブラシでこするだけでも、きれいな状態をキープできますよ。あとは、壁を拭くこと。壁は掃除を忘れがちなところなので、よく見ると積もったホコリにカビがついていたりします。一度雑巾でしっかり拭いてしまったら、あとは用を足すついでにトイレットペーパーで壁を拭くだけです。簡単でしょ?楽に掃除をしてきれいをキープしましょう。

 冬のトイレは寒いことが多いので、体が冷えないように、できれば床にはマットを敷きましょう。洗濯が面倒だという声もありますが、あるとないとでは全然違います。マットがあるだけで温かい印象を受けますし、実際に用を足しているときも温かさが違いますよ」

キッチン:健康運、財運

 次は、 “健康運” “財” に影響するという「キッチン」
「食べるものを扱っているところですから、健康運はもちろんですね。
 そして、しっかり働くには健康でないといけませんから、財にもかかわってきます」

 掃除のポイントは“ふきん”と“食材の整理”だそう。
「ふきんは常にきれいにしているだけで気分が違います。
 そんなに高価なものではないですから、まめに新品に買い替えてしまってもいいんじゃないでしょうか。
『もったいない』とボロボロのふきんを後生大事に使うより、常に自分が気持ちよく使えるものを使ったほうがいいですよね?」

食材も、生ものはまめに整理していても、日持ちのするものはつい放置してしまいがちですが……。
「キッチンには、ちょっと使っただけで長い間置きっぱなしの調味料とか、結構あるんですよね。まだ使うのであればいいけれど、だいたいかなり前に賞味期限が切れていたりするので(笑)、これを機にチェックして、処分しましょう!」

お風呂:恋愛運、ビューティー運

 そして “恋愛運” “ビューティー運” にかかわるのは「お風呂」
「新陳代謝が活性化されるので、肌がきれいになることからそういわれています。
それでなくても1日の汚れを洗い流すところなので、キレイにしておくのがベスト。
ただ、お風呂掃除って大変なんですよね。私は時々ハウスクリーニングをお願いしています」

 掃除のポイントとして、河野さんがおすすめするのが“プロのお掃除”です。
「特に、年配の方にはハウスクリーニングを強くおすすめしています。なんといっても、お風呂掃除は危ないんです。特に冬は寒いですし、床は滑りやすい。天井などの高いところを掃除するにも筋力が衰えていますし、踏み台に乗って転んで頭でも打ったらと思うと……。うちの場合は年に1~2回お願いしていますが、プロの手で汚れがリセットされると本当に気持ちがいいですよ。けがをするリスクを回避できると思えば、もったいない出費ではないと私は思います」

 自分で掃除する場合、気をつけたいのは“道具の置き場所”です。
「お風呂場の中に掃除道具や洗剤を置きっぱなしにするお宅も多いのですが、これはやめましょう。例えば、ホテルの浴室に掃除用のスポンジや洗剤は置いてないですよね。自宅だともう“風景”になってしまっているので、なかなかおかしいと気づけないんです」

リビング・ダイニング:家庭運

  “家庭運” に影響するといわれるのが「リビング・ダイニング」
「みんなが自然と集まってくるリビング・ダイニングというのは家庭運を左右するといわれています。明るく、暖かくするのがおすすめ。日が差さないのであれば、電気をつけて明るくしてください。
 観葉植物も、あると雰囲気が変わります。本当は家のあちこちに置きたいところですが、枯らしてしまうのが心配なら、目の届きやすいリビングに置いて、風を当ててあげましょう。水はあげていても、風に当てないから枯れてしまうことも多いんです。それに、窓を開ければ空気の入れ替えもできますから。ちなみにサボテンなど、トゲトゲしい植物は気分もトゲトゲしくしてしまうので、あまり好ましくないですね」

寝室:気を補充する

 そして最後はぐっすり眠って “気を補充する場所” である「寝室」です。
「清潔な寝具を使うこと、それからこれは家具配置の問題にもなりますが、ベッドの側面は壁につけないこと。
 掃除がしにくいですし、シーツも替えにくくなってしまいます。
ホテルのベッドは、たいてい両側が空いていますよね?ホテルほど余裕のあるレイアウトではなくても、掃除機を持って通れるくらいのスペースがあるとシーツ交換も楽になりますので、マメにシーツを洗ってくださいね」

 いかがでしたか?
 こうやってきれいにする理由を聞いていくと、「忙しいけれど、玄関だけでなく家中をきれいにしたい!」と思ってしまいますよね。でも、がんばり過ぎは禁物。無理せず楽しみながら、お掃除で運を切り開いていってくださいね!

プロフィール

河野 麻理子
一般社団法人家事塾認定 1級家事セラピスト
個人宅での片づけアドバイス、風水インテリア・アドバイスのほか、企業でのセミナーも定期的に開催。片づけと風水を組み合わせた提案が好評。

取材・文/丸田カヨコ

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