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2017/02/08 (水)

収納用品は買わない!いらないものは収納せず捨てる!スッキリ暮らすための整理・収納の極意

取材・文/丸田カヨコ

写真:PIXTA

 以前「家事のプロに教わりたいこと」をアンケートしたところ(大掃除のための○○、家事のプロにマンツーマンで教わってみたい!)、1位だったのが「整理・収納法」。特に、狭いスペースや収納が少ない家の収納・整理法を知りたいという人が多く見受けられました。そこで、整理・収納に悩んでいる方のために、家事セラピストの河野 麻理子さんにお話を聞いてみました。

ものがなければ収納術だって必要ない

 「私が開催しているセミナーでも、『狭いスペースの収納法』『隙間、デッドスペースの活用法』は本当によく聞かれます。でも、私は狭いスペースにまでキッチリものを詰めるよりも、少し空けておいてほしいと思っているんです。
だから『そこに収納するより、処分して減らしましょう』とアドバイスしています。

 ものがなければ、片づけなくていいし、収納術はいらないのです。
少しものが増えても、スペースに余裕があればなんとかなるし。
今あるスペース以上にものを持とうとするから収納術が必要になるのです」(河野さん、以下同)

 例えばあれこれ収納しようとすると、ものだけでなく“収納用品”も増えてしまいます。
「収納術として『どんな収納用品を買ったらいいですか』とよく聞かれますが、そういうときは『まずいらないものを処分してください。たぶん収納用品がいらなくなります』とお伝えしています。

 収納用品は、使わなくなった後もなかなか処分できなくて残りがちなんです。
1個100円のかごでも、つい『また使えるかも』と考えてしまう。
それを防ぐには、収納用品も買い過ぎないほうがいいのです」

その人、その家に合う収納術は人それぞれ

 河野さんがここまで“収納するより処分する”ことを勧めるのは、片づけ・収納の難しさを知っているからでもあります。
「私たちプロでも、具体的な収納方法は現場に行かないと分かりません。実際のスペースを見て初めて『こうやって収納してください』とアドバイスできる。それですら、アドバイスどおりにやるだけでなく、自分でもよく考えて使いやすいように収納しないと、『なんか使いにくい』と、元のごちゃごちゃした状態へ戻ってしまうこともあります」

 だからこそ、まずは“収納する”ものや場所自体を減らしてしまうべきだ、というわけです。
ちなみにスペースに余裕ができたことで、自分に合った収納方法を見つけた方もいるのだとか。
「1階に大きなクローゼットのあるお宅で、クローゼットいっぱいに物がある状態を半分まで減らしたことがあるんです。
 それで2階の部屋に積んであったハンドバッグを、1階のクローゼットの棚に並べられるようになった。
 すると、お出かけのたびに2階へバッグを取りに行っていたのが、1階でサッとバッグを手にして出かけられるようになって、これはすごく便利だと。スペースに余裕ができたおかげで、自分の動線に合わせて物が置けるようになったわけですね」

“捨てる痛み”を知れば余計なものを買わなくなる

 スペースに余裕をもたせる大事さが分かったところで、 “余計なものを買わないようにする”コツについて聞いてみました。

 「思い切って物を処分し始めると、処分する“痛み”が分かるようになります。
そうすると『これを買っても、本当に使うかな?』と買う前にすごく考えるようになりますよ」

 物を処分してスペースができると、また買ってしまいそうなものですが、そうでもないのだとか。
「処分するときに『もったいないなぁ、でも使わないしなぁ……』とあれこれ葛藤するのはとてもつらいことなので、『あの思いはもうしたくない』と思うようになります。
 ただ、そこまでになるには、何度も失敗してますよ。苦笑
私も今は、たとえ100円のものでも買う前に考えます。100円ショップへ行って『あ、アレで代用できないかな』とひらめくと、買わずに帰ってきたりすることもあります」

 確かに、物のない生活の快適さに慣れると、買うこと、持つことに対していろいろ考えるようになるのかもしれませんね。
みなさんも、スペースに余裕のある収納を意識して、気持ちのいい暮らしを手に入れてくださいね!

プロフィール

河野 麻理子
一般社団法人家事塾認定 1級家事セラピスト
個人宅での片づけアドバイス、風水インテリア・アドバイスのほか、企業でのセミナーも定期的に開催。片づけと風水を組み合わせた提案が好評。

取材・文/丸田カヨコ

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