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2017/03/22 (水)

プロに聞く!エアコン掃除のタイミングは?フィルター・室外機掃除のコツ

取材・文/丸田カヨコ

写真:PIXTA

 エアコンの掃除をハウスクリーニング業者にお願いするのは年1回? シーズンに入る前? などなど、エアコンのお手入れについてはよく分からないことも多いもの。そこで、エアコンの掃除をお願いしたほうがいいタイミングや上手な利用法、フィルター掃除の方法やきれいにエアコンを使うコツについて、ハウスクリーニング業者Faithの高島さんにお話をお伺いしました。

エアコンのハウスクリーニングはどのタイミングでお願いすればいいの?

 エアコンのお掃除は、年1回、半年に1回など、決まった期間ごとにお願いするほうがいいのでしょうか? それとも、きれいに使っていれば、もう少し長い間隔でお願いしても大丈夫なのでしょうか?
「お客さまには『エアコンの吹き出し口(風が出る部分)に黒い斑点が出るようになったら、お掃除の赤信号サインですから、また呼んでください』とお伝えしています。斑点=カビですから、吹き出し口から見えるということは、中にもカビが生えているんです。われわれがきちんとお掃除をしても、1年以上たてばカビが発生することが多いです。ですから、基本的に年1回以上はプロを呼んでほしいですね」(高島さん、以下同)

 カビが目安なら、購入時に抗菌コートされているエアコンの場合は1年以上もったりするのでしょうか?「必ず1年以上というわけではありませんが、抗菌コートされていないエアコンよりは確実にお掃除のサインが出るまでが長くなります。ちなみに、プロが清掃してしまうと汚れだけでなくコート剤も取れてしまって、きれいになる代わりにカビやすくもなってしまうんですよね。ですから、『購入時に抗菌コートしてあるから大丈夫』と安心せず、清掃の際には抗菌コートもあらためて施しておくのがおすすめです。うちの場合オプションにはなりますが、きれいな状態が長持ちすることを考えれば、決して高いものではないと思いますよ」

 ちなみに、エアコン掃除を依頼するタイミングも人それぞれのようで、「『エアコンの中にゴキブリが逃げ込んだので、お掃除を頼んだんです』というお客さまがいましたね(笑)。特別に駆除対策をするというわけではないのですが、通常通り掃除をしていたら、ファンのところから出てきましたよ。お客さまが気づいていない場合でも、カバーの裏にゴキブリがいたりすることは確かにあります」だそう。やっぱり、定期的にプロに見てもらったほうが安心かも!?

エアコンの内部も自分でお掃除できる?

 高圧洗浄機など、家庭用の掃除用具も高性能なものが登場している昨今。エアコン内部のお掃除も、自分でやってしまえば安上がりなのでは? と考えてしまいますが……。

 「動画サイトなどでエアコン内部の洗浄方法も紹介されていますが、しっかり汚れが落とせない方法も紹介されていたりしますし、慣れない方だとエアコンを壊してしまうリスクも伴いますから、あまりおすすめできないですね」

 また、「われわれが使っているのはエアコン専用の高圧洗浄機なのですが、家庭用の高圧洗浄機だと、圧力が強すぎてエアコンを傷めることもあるんです。道具に何千円もかけるくらいだったら、専用の道具を持っているプロに頼むほうが安心だと思います。エアコン洗浄だけなら(Faithさんの場合)1万円もかかりませんから」だそう。
そうはいっても、掃除をさぼっているエアコンだと追加料金が発生しないか心配ですよね。
 「われわれは、油まみれのホコリやタバコのヤニ汚れがついた飲食店のエアコンや、長時間稼働し続けてホコリがたまったホテルのエアコンなども清掃していますから、ご家庭のエアコンで追加料金をいただくほどのご依頼はまずないですよ」とのこと。ひと安心ですね。

 ただし例外なのが、最近増えている、フィルターを自動できれいにしてくれるエアコン、いわゆる“お掃除機能付き”のエアコンです。
 「普通のエアコンは、カバーを外したらすぐ掃除ができるのですが、お掃除機能付きのエアコンは、掃除用のロボット部分を外してから掃除をしないといけないんです。ロボットの造りもメーカーによって違いますし、それでもロボットにたまったホコリを取ってあげないといけない……といった部分で、お見積もりが若干変わってしまいます。“分解費”みたいなものですね」
お掃除機能付きのエアコンを使っているお宅は、依頼時にその旨を伝えましょう。

エアコンのフィルターや室外機のお掃除はどうすればいい?

写真:PIXTA

 フィルター掃除が面倒で、こまめにしたほうがいいとは分かっているけれど、ついつい間が空いてしまいがち……というのもよく聞く話。
 でも、気合を入れて掃除しなくても、「ホコリ汚れは掃除機で吸っていただくくらいで十分です。水洗いする場合は、フィルターの裏側に市販のカビ取り剤を塗って、ブラシでサッとこすりながら水で流すだけできれいになりますよ」なんだとか。カビ取り剤は強い洗剤でもあるので、フィルターが傷まないか心配になりますが、しっかり水で流せば大丈夫。ちなみに「表から水をかけてブラシでこすったりすると、フィルターの目にブラシが当たって割れたりするんですよ。ホコリもよれて取れにくくなりますから、“水で流すときは裏から”が鉄則です」とのこと。勉強になりますね!

 フィルター以上に掃除を忘れがちなのが室外機ですが、「室外機は結局外に置いてあるものなので、そもそも雨や泥汚れに耐えられる造りになっているし、頻繁に清掃したからといって冷暖房の効率が上がるものではないんです。裏側のギザギザしたアルミフィンが目詰まりしているようだったら掃除のタイミングですが、おおむね3~4年に1回で十分だと思います」なのだとか。
 自分で室外機を掃除するときのポイントもやはり“裏側”。「ブラシで汚れを落として、水は必ず上からかけてください。雨は上から降ってきますから、室外機は“上からかかる水”にはある程度強い造りなんです。ただし横から水をかけると、中の基盤に水がかかってしまったりすることもあります」
 ちなみにプロが室外機を掃除するときは、室内機にも使う高圧洗浄機でクリーニングします。「時間も短縮できるので、室内機と室外機、一緒にご依頼いただくのがおすすめですね。われわれが見て『まだ本格的なお掃除をしなくても大丈夫ですよ』というときは正直にお伝えしますので、まずはお尋ねください」とのことでした。

掃除したエアコンをきれいなままキープするには?

 せっかくきれいにクリーニングしてもらったエアコン、少しでも長い間、きれいに使うためにはどんなことに気を配ればいいのでしょうか?
 「カビが生えてしまう原因は、空気中の湿気とホコリの組み合わせ。冷房を使う時期はカビが生えやすい時期でもあるので、冷房を使った後に、本当は暖房運転をして、エアコンの中の水分を乾かしてほしいくらいなんです。でも、冷房シーズンに暖房を使うともちろん暑くなってしまいますよね。だから、30分~1時間くらい送風運転をするのがおすすめです」だそう。ちなみに「お掃除機能付きのエアコンであれば、使った後の送風運転まであらかじめ自動化されていることが多いですね。エアコンを切った後もしばらく動いていることがありませんか? そのときに湿気を取って、ホコリを掃除しているんです」なんだとか。

 便利なエアコンですが、ホコリがたまったり、カビが生えてしまうと本来の力を発揮できません。快適に使い続けるためにも、普段からフィルター掃除とお掃除サインのチェック、年1回のプロのお掃除を習慣にしてみてはいかがでしょうか。

取材協力

株式会社Faith
エアコン掃除、キッチンや浴室などの水まわり、床や窓など、お客様の家をプロの技術でキレイにするハウスクリーニング会社。東京を中心に、1都3県でサービスを提供する。

取材・文/丸田カヨコ

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