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2015/11/05 (木)

“汚部屋”を脱出! 片付け・大掃除のビフォーアフター

取材・文/たいらかおり 編集/ノオト
片付けをしなければいけないと思いながらも、日々の家事や仕事に追われ、気付いたら“汚部屋”に……。この状況をなんとか脱出したい!  そこで、整理収納アドバイザーの西口理恵子さんに片付けのコツを教えてもらい、実際に挑戦しました。

キレイな部屋を保つには、整理収納してから片付ける

今まで何度か大掃除をしたものの、しばらく経つと結局散らかり放題になってしまっていたわが家。どうすればキレイな部屋を保つことができますか?

「まずは、片付けと整理収納の違いを知ることが大切」と西口さんは言います。

「片付けは、元の位置に戻すこと。整理収納は、物を種類別に分け、いらない物を捨て、物の住所を決めること。つまり、整理収納してからでないと、正しい片付けはできません。物の住所を決めれば、片付けは元の位置に戻すだけなのでとてもスムーズです。15分あれば家中の物を戻すことができるので 、いつもキレイな部屋を保つことができます」(西口さん 以下同)

物の住所を決めるときは、ラベリングの徹底が◎

なるほど! 整理収納をしていなかったのが“汚部屋”の原因だったよう。その整理収納が難しいのですが……。

「始めによく使う物・あまり使わない物で分けないでください。例えば、コンビニに行くと、雑誌エリア、飲物エリア、パンエリアと分かれていますね。これが住所です。もしコンビニが、よく売れる水は手前、あまり売れない水は引き出しの奥、なんて住所を決めてしまうと買い物ができません。すべての物が出しやすくなっているからコンビニはお買い物がしやすい。その状態を家でもつくりましょう」

物の住所を決めるときはマスキングテープなどを活用し、ラベリングを徹底すること。そうすると、家族みんながどこに何があるかがわかるようになるそう。

それでは、わが家がとくに片付けられなくて悩んでいる洋服、子どものおもちゃ、本・雑誌の収納方法を教えてもらいました。

【洋服】種類ごとにカラーグラデーションになるよう並べる

服がしまいきれず、散乱しているウォークインクローゼット。下に置いてある引き出しは、もはや開けることができない状態です。

「まずは、服を種類に分けます。ジャケットなど、1種類をすべて出し、ベッドなどの広げられる場所にカラーグラデーションになるよう色別に並べてください。黒が多い、など持ち方の偏りが一目瞭然になります」

このとき、同じイメージの服、使っていなくて嫌いな服があれば捨てましょう。

「自分が素敵に見えない服は処分しましょう。次に適正量を考え、本当に自分が必要な枚数を決めます。適正量の目安は、収納するハンガーパイプの長さが1mなら、2cmで割った50枚になります」

服を適正量まで整理したら、次は種類別に分けたまま、掛けて収納します。

「ハンガーパイプにマスキングテープを貼り、左はワンピース、右はトップスというようにエリア分けが見えるようにラベリングすると、1年後もキレイな状態を保てます。捨てられないけれどあまり着ない服も、同じ場所に掛けてください。その服が目に入るたび『いらないなあ~』と思い、新しい服を買うときに処分の対象にできます」

これら一連の流れは、1種類30分を目安に行います。

早速ジャケットを並べてみると、20着のうち約半分が黒。こんなにも似たようなジャケットを買っていたとは……。しかも、1年以内に着たことがあるものは3着のみ。種類ごとにどんどん「いる」「いらない」を決めていきます。

わが家のウォークインクローゼットはL字型。ハンガーパイプの長さは、155cm+60cm=215cm。約107着掛けられる計算です。この数字を目安に全体量を減らしました。

その結果は、この通り! ついに引き出しを開けることができるようになりました。さらに、クローゼットのなかに入り、奥の洋服を簡単に取ることができるようになりました。

【おもちゃ】ラベリングしたかごをオープン棚に収納

2歳の娘、1歳の息子がいるため、リビングにはおもちゃが散乱。子どもが寝てから深夜に1人で片付けをするのがむなしく、段々とさぼりがちに……。

「子どもの目の高さまでのオープン棚を用意し、かごに分けて収納しましょう。かごは一種類ずつが原則。例外として、“なんでもかご”もひとつ用意します」

おもちゃの種類が多すぎる場合は、かごの量に合わせて隠し、子どもが飽きてきたら入れ替えるようにすると良そう。「レゴ」「木の電車」「しまじろう」など、ラベリングを徹底し、子どもだけでなく、親が物の住所を迷わないようにするのがコツです。

「あとは、片付けの時間を決めること。わが家では私が歌を歌い、それに合わせて一緒にお片付けをしています。機嫌が悪くやってくれない時もありますが、気長に続けていきましょう。必ず習慣になるはずです」

もともとリビングにあったオープン棚を活かし、子どもが届きやすい下2段をおもちゃ置き場に決定。おもちゃは「電車」「ボール」「上の子用」「下の子用」に分けてかごに収納。ラベルの色を分け、文字とともにイラストも描いて貼りました。
見ての通りすっきり! ラベルが物珍しいせいか、「お片付け~♪」の歌とともに、2歳の娘も一緒に片付けてくれました。

【本・雑誌】売りに行く時間がもったいない!

本来は子ども部屋になるはずの部屋。本や雑誌、食品のストック、使っていないおもちゃ、プリンターや掃除機など、とにかく押し込めている状況です。

「整理収納のとっかかりは、まずキッチンタイマーで30分セットし、明日ゴミの日の物から出していくようにすること。例えば、紙ゴミの日の場合は、本からになります。ポイントは、売ろうとしないこと。売りに行く時間がもったいないのと、売ったとしてもその労力に見合うだけの金額になることは少ないからです。そろっている漫画など、高額が期待できるものがある場合は、業者を呼ぶほうが時間も手間も省けます」

そして、食品のストックはキッチン、もう使わない子どものおもちゃは処分など、一種類ずつ確実に部屋から出していきます。掃除機の住所は廊下やリビングの収納があればそこに。なければ、コンセントの近くなど、リビングの一角に専用の場所を設けます。

いつか使うだろうとそのままにしていたいらない物は捨て、食品や掃除機などは本来あるべきところへ。住所がなくて困っていた物を収納するための棚を新たに購入しました。

なんということでしょう! 足の踏み場もなかった部屋が、生き返りました。これなら人が来てもドアを開けておくことができます。

今回片付けたことで、余計な物は買わない、新しい物を買ったら古い物を捨てる、という意識も芽生えました。ひとりで片付けるのは気が重いという人は、プロの手を借りてみては?

プロフィール

西口理恵子
「インテリアR」代表。美と収納を両立する「美人収納術」考案者。講演・セミナーで7,000名に指導。ブログ「1日1収納」は1日2万アクセス。著書に『ずっと美しく暮らす シンプル収納の家づくり』(ワニブックス)他多数。
▼1日1収納
http://ameblo.jp/interior-r/

取材・文/たいらかおり 編集/ノオト

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