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2015/12/16 (水)

どうして家では片付けられない? 子の片付け力を伸ばすコツ

取材・文/石水典子 編集/ノオト
保育園や幼稚園ではできているはずなのに、家では片付けができない子どもが多いといいます。毎日「片付けしなさい!」と言っているのに、なんで家ではできないのかしら……。

そんな疑問を解決するため、収納アドバイザーの芳賀裕子さんに自宅で子どもが片付けできない理由を聞いてみました。

「園ではおままごとのおもちゃはここ、ブロックだったらここ、としまう場所が決まっています。子どもたちはそのルールに従って片付けています。いきなり収納スペースを与えても、子どもが計画して物をしまうことはできません。では親が収納場所を決めればいいのかというと、そうでもないのです。ママが全部お膳立てしてしまっては、いつまでたっても自分で片付けができるようになりません」(芳賀さん 以下同)

子どもが自発的に片付けできるようになるには、分類のセンスや段取り力を身に付けることが必要だと芳賀さんは言います。

指示ではなく、理由とタイムリミットを子どもに伝えよう

発達状況によってまちまちですが、使ったおもちゃを集めてこられるのが3歳ごろ、カルタはカルタ、プラレールはプラレールなどと分けられるようになるのが5歳ごろ、次に使うときに便利なように順序立てて片付けられるのが7歳ごろだといいます。

まず、ポイントになるのが子どもへの伝え方です。

「園の先生たちは、片付ける理由を子どもたちが理解できるように伝えています。『この後は給食だから、おもちゃは片付けましょう』『お迎えのバスが来るので、5時半までにしまいましょうね』など、後の予定やタイムリミットについて、ちゃんと伝えることが大切です」

片付けの目的は、使うときにすぐに取り出せるようにするため。「物を探すのは大変だから、すぐに見つかるといいよね」という理由を教えて、理解してもらうことが大事です。

物の分類や段取りをするセンスは、お手伝いで身に付く

片付けのルールが理解できるようになったら、次に教えたいのが物の分類です。どこに何をしまうかは、物をグループごとに分けて考える練習で身に付きます。

「5歳ごろになったら、スーパーで買い物をするときにクイズ形式で商品を持ってきてもらいましょう。例えば牛肉を買う場合、精肉売り場のどのあたりにあるか考えさせるのです。スーパーは売り場ごとに商品がカテゴライズされているので、練習場所にぴったりです。店内を走らないように注意をしてあげてくださいね」

7歳ごろになったら、次に使うことを考えてしまうことができるようになります。片付ける順序立てのセンスは、段取りが必要なお手伝いをさせると、身に付くそうです。洗濯物を畳む家事もオススメのお手伝いの1つ。畳みながらしまう場所を考えて、山に分けていくといいそうです。

片付けの判断力を鍛えることは、子どもの自立につながる

「子どものしまう場所をママがすべて決めているご家庭を見ると、『大人になってもお母さまが決めるのかしら?』と心配になってしまいます。片付けだけでなく、子どもの自立は子育ての最終目標ですよね。ぜひ親子で話し合いながら練習してみてください」

実は練習が必要な子どもの片付け。子どもが自分で判断して片付けができるように、親子で収納のセンスを磨きましょう!

プロフィール

芳賀裕子
コンサルティングも含む家庭訪問式の収納代行サービス、お片付けコーチングStudio HAGA代表。東京都環境学習リーダー。環境・消費生活コーディネーター。整理収納アドバイザー認定講師。講演・セミナーを多数行う。
▼Studio HAGA
http://www.studio-haga.com/

取材・文/石水典子 編集/ノオト

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