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2015/12/16 (水)

おうち洗いできる? カシミヤやシルク、洗いづらい衣類のケア方法

取材・文/パンチ広沢 編集/ノオト
冬はカシミヤやシルクなど、おうちで洗いにくい服が増える季節。気軽に洗濯できない服は、どうやって扱うのが正解なの? そこで、クリーニング師、繊維製品品質管理士の宮本茂さんに衣類の洗濯方法や普段のケアについて聞きました!

長持ちの秘訣は、ホコリ、汚れ、湿気を取ること

「大切な衣類は、着用後にホコリを払っておくこと、湿気を取ること、通気の良い場所で保管するのが大切です。特にコートやジャケット、よりの強いニットなど、目が詰まり生地のしっかりした物は、ブラシをかけておきましょう。これにより、汚れを落とすだけでなく、繊維の毛の流れを整えられます。また、ふんわりとしたニット製品は軽く振っておくことで同じ効果が得られますよ」(宮本さん 以下同)

宴会の多いシーズン。タバコや油、お酒のニオイが付いてしまうことも……。

「ニオイが気になる場合は、アイロンのスチーム(スチームだけ)を与えるとほとんど気にならなくなります。そのあと、陰干しして十分に湿気を取ってください。ただし、ナイロンなど熱に弱い素材は消臭剤などでケアしてください」

取り扱いの難しい素材、おうち洗いのポイントは?

最近は洗濯機や洗剤が高性能になって、取り扱いの難しい素材もおうち洗いができるようになってきました。

おうち洗いではどんなところに気をつけたらいいのか、素材別にポイントを教えてもらいました。

●ウール(カシミア・アンゴラ)
「シルクの光沢や色合いは扱いが難しいため、クリーニングに出してプロに任せたほうが安心かと思います。革製品の場合、スエード(裏革起毛)製品はブラシをかけ、汚れたら消しゴムで軽くこすって落とすことができます。表革(光沢のある革製品)は、革のもっている油分が落ちると劣化し色があせていくので、たまに布にうすくつけたミンクオイル(保革油)を塗っておきましょう。革製品は濡らさない、汚さないことが大事です」

●ダウンウェア
「洗濯機では空気を含んだダウンが水に沈まずキレイに洗えません。あえてやるなら、浴槽に湯を張って洗剤を溶かし、足踏み洗いをするのがいいのですが、かなり大変なのでクリーニングに出したほうがずっとお手軽です。頻繁に洗わないようにするには、普段から汚れをそのままにしないことが大事です。特に衿や袖口などはまめにブラッシングや固く絞ったぬれタオルで拭いておきましょう」

知っておくと便利! 普段着のケアどうすれば?

綿やナイロンなど、普段着の素材でも、お気に入りの服がありますよね。そういったもののケアはどうしたらいいでしょうか?

「洋服についている絵表示に従って洗濯すれば、大丈夫です。ただし、汚れたらすぐ落とすのが鉄則。汚れは付いたばかりなら簡単に取れるものがほとんどなんです。しょうゆやコーヒーなどの水溶性の汚れは固形石けんで、マヨネーズなどの油性の汚れは食器用洗剤で対応します。気をつけなければいけないのは、血液などのタンパク質の汚れ。熱を加えると固まってしまいます。酵素分解効果のある大根やショウガの汁を含ませ、30分くらい置けばキレイになります」

収納などが結露しやすいこの時期。ホコリや汚れをそのままにして湿気の多いタンスにしまうと、衣類にカビが発生し、プロの手を施しても再起不能になることも。日々のケアで大切な衣類と長くお付き合いしましょう♪

プロフィール

宮本茂
東京・両国のクリーニング店に生まれ、服に囲まれて育つ。クリーニング師、繊維製品品質管理士(TES)、修復師(京技術修染会認定)の資格をもつほか、茨城県内で6店舗のクリーニング店『laundry’s』を営む衣類ケアのプロ。特に洋服のリペアやシミ抜きには定評がある。いたるところで断られたシミ抜きと格闘する日々。
▼Cleaning maintenance
http://cleaning-maintenance-ba.com

取材・文/パンチ広沢 編集/ノオト

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