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2015/12/24 (木)

整理整頓すれば毎日快適! 冷蔵庫の片付け術

取材・文/平野友紀子 編集/ノオト
毎日使う冷蔵庫。いつの間にかごちゃごちゃしてしまい、食材が腐ったり、調味料の賞味期限が切れてしまったりすることも……。

年間5万円分の食材を捨てている場合も!

そんな悩みを解消すべく、料理研究家・ラク家事アドバイザーで、『冷蔵庫超(スーパー)片づけ術』(双葉社)など、冷蔵庫の活用術に関する書籍も多い島本美由紀さんに冷蔵庫の片付け法を教えてもらいました。

「冷蔵庫は買った物を入れる物置ではなく、本来は使う食材を置いておく場所。どこに何があるかひと目で分かれば、すぐに取り出して食べたり、調理できたりするので、時間の節約になります。食べやすく切って入れる、ひとまとめにしておくなど、しっかりと管理をすれば、料理の献立も考えやすくなります」(島本さん 以下同)

冷蔵庫を開けっ放しにしていると、冷気が逃げて庫内の温度が上がり、電気代がかかります。きれいに整頓されていれば、開け閉めの時間が短く、回数が減るので、金銭的な節約にも直結。また、「食べきれずに捨ててしまう=お金を捨ててしまう」ことと同じ。島本さんによれば、4人家族の場合、年間で2~4万円、多い家庭は5万円くらい捨てているのだとか。冷蔵庫の片付けは、お金にも結び付いていることを心得ましょう。

「見える、まとめる、取り出しやすく」が収納の基本

冷蔵庫収納の基本は、「見える、まとめる、取り出しやすく」の3つに集約されるのだとか。

●見える
お総菜を見えないホーローの容器などに入れると、何がどこに入っているのか忘れてしまいがち。透明の容器に入れれば、何が入っているかひと目で分かり、残量も把握しやすくなります。

●まとめる
同じ種類や一緒に使うものなど、カテゴリーごとにまとめましょう。ジャムとバターを一緒に入れるなど、朝食に使うものをまとめる「朝食トレー」をつくるのも◎。

●取り出しやすく
収納する際は、100円ショップなどのカゴに入れて取り出しやすくします。調味料はドアポケットに入れるなど、定位置を決めることも大切です。

収納量は「7割ルール」が基本だそう。

「冷蔵室は7割以下、冷凍室は7割以上収納しましょう。冷蔵室がパンパンだと、冷気が届かなくて食材が冷えないだけでなく、光が届かなくて探しにくいです。一方、冷凍室はスカスカだと、空いている空間を冷やそうと、余計に電気を消費してしまいます。9割詰めると新しいものを入れにくいので、7割がちょうど良いでしょう」

具体的な食材や食品の保存方法は?

●オイスターソース、ゆずコショウ、豆板醤
たまにしか使わない調味料は、賞味期限ではなく開封日をテープやシールに書いて貼り付け、3カ月以内に使うなどルールを決めましょう。

「開封日を書いておくと、使い切ろうという気になります。また、賞味期限は封を開けていない場合なので、注意しましょう」

●マヨネーズ、ケチャップ
マヨネーズは逆さに、ケチャップはフタを上にして保存。ケチャップが少なくなった場合、よく振ってから使いましょう。

「マヨネーズは逆さにしておいたほうが中身が出やすいですが、ケチャップは逆さに保存すると水と分離してしまい、使うときに水が出たり、もれて庫内が汚れたりする原因になります」

●みそ
パッケージのまま冷蔵庫ではなく、冷凍庫で保存。みそは塩分が多いので冷凍庫でも固まらず、そのまま使えます。

「発酵のスピードが遅くなるのでよりおいしく長持ちします。冷蔵庫がすっきりするのでオススメです」

●コーヒー、茶葉、スパイス
開封後は、匂い移りがしないよう冷凍庫用の保存袋に入れて冷凍庫へ。開封していないものを入れてもOKです。

「人からもらったものなど、使い切れない場合は冷凍庫へ。香りが飛ばず、賞味期限もその分長持ちします」

●野菜
育った状態をイメージして保存すると、野菜にストレスがかからず長持ちします。

小松菜、ほうれん草、キュウリ、アスパラガス…立てて保存
レタス…芯を下にする。横にすると葉が傷みやすい
トマト…ぶら下がった状態にはできないので、ヘタを下にして保存

「トマト、なす、キュウリなど、夏野菜はラップで包むか保存袋に入れましょう。冷蔵庫の温度では寒すぎて、傷みやすいです。また、キャベツや白菜など、葉野菜は乾燥に弱いです。特に切り口から水分が出てしまうので、ラップや保存袋に入れ、切り口を下にして保存しましょう」

重曹水や酢水、温タオル、歯ブラシでお掃除

冷蔵庫をきれいに保つためには、掃除も大切です。

「冷蔵庫は口の中に入るものが入っているので、中性洗剤は適しません。水5に対して、重曹や酢、酒1を入れたものを容器に入れてスプレーしてからひと拭きしましょう。冷凍庫内は水で濡らしたタオルを電子レンジで20秒位加熱した温タオルで拭くと汚れがすぐに落ちます。隅っこなど頑固な汚れは、使い古しの毛先を半分にした歯ブラシでこすると、汚れを落としやすいです」

冷蔵庫は1年に2~3回は掃除するのがオススメ。年末と食中毒が発生しやすい夏場(7~9月)、もしくはその前の5月ごろの2回は掃除したほうがいいのだとか。冷蔵庫を整理整頓&掃除をして、気持ち良く新年を迎えてみては。

プロフィール

島本美由紀
料理研究家・ラク家事アドバイザー。旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、手軽につくれるおいしい料理レシピを考案。冷蔵庫と食品保存、キッチンまわりのスペシャリストとして調理の時短テクニックや家事の実践方法を紹介。テレビや雑誌を中心に活動中。「ひと目で分かる!食品保存事典」など著書多数。
▼料理研究家・ラク家事アドバイザー島本美由紀公式サイト
http://shimamotomiyuki.com

書籍紹介

『冷蔵庫超(スーパー)片づけ術』(双葉社)
1296円(税込)
冷蔵庫を整理整頓し、生活を豊かにする活用法を紹介。冷蔵庫のお掃除法もアドバイス。

取材・文/平野友紀子 編集/ノオト

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