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2016/02/03 (水)

水回りだけじゃない! 壁やタンス下のカビ、その対処法は?

取材・文/パンチ広沢 編集/ノオト
大掃除のときに大きな家具を移動させて発覚した、壁や床、畳のカビ! 不用意に掃除したらかえって悪化しそう……。これらのカビはどう取り除いたらいいの? 『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)の著者、藤原千秋さんに聞きました!

消毒用エタノールが強い味方!

ホコリかと思ったら白カビ、その奥には黒カビもポツポツと……。藤原さん、どうしましょう!

「洗剤や水で拭くのは、カビを増やしてしまうのでご法度です。カビを見つけたら、殺菌・消毒に効果がある消毒用エタノールを使います」(以下、藤原さん)

消毒用エタノールは揮発性があるので、じめじめとしたタンスの下のフローリングや畳のケアにうってつけ。成分はでんぷんや蜜などを発酵させた純度80%程度のアルコール類で、元来は安心して使うことができる薬剤です。しかし、使用する際にはいくつか注意が必要です。

まず、火気厳禁。それから、革製品やスチロール製品、ニスやワックスをかけた製品(フローリングなども含む)は光沢や質感がなくなるので注意。また、一度に多量の噴霧をすると、呼吸困難になったり酔ったりするほか、長時間触れると手荒れするので短時間でささっと作業するようにしましょう。

どんなふうに拭けばいいの?

カビの胞子はちょっと触れただけでもフワフワと飛んでいくため、できるだけ拡散させないことが重要です。

「まず、カビを発見したら消毒用エタノールをスプレーして濡らし、キッチンペーパーなどでしっかり胞子を拭き取って密封して捨て、よく乾かします。次に、消毒用エタノールを含ませたボロ布で、カビ胞子の色がつかなくなるまで拭きます」

このあと、しっかり乾燥させることが大事。また、最初にカビに触れたときに胞子が散っているかもしれないので、掃除の終わりにはカビが生えていない壁面なども消毒用エタノールをスプレーしておきましょう。

カビを増やさないための日々の心がけは?

藤原さんのアドバイスで、簡単にカビ退治ができることが分かりましたが、できるだけカビは増やしたくないもの。日々の生活のなかで、気をつけておくべきカビ対策は?

「カビは湿気と水気とホコリが大好物です。つまり、それらを増やさなければ発生しにくくなります。例えば、布団は毎日たたみ、週に1度は天日に干すことや、床にお茶やお酒をこぼしたら水分を残さないようにしっかり拭くこと。また、月に1度くらいは物をどかして掃除機をかけホコリを取り除くことなどが大事です」

また、畳やフローリングにカビの菌糸が伸び、黒い色素のあるカビのせいで着色してしまった場合には、消毒用エタノールで拭いても脱色はしないそう。

「どうしてもカビの色素をぬきたい場合には、自己責任でカビ取り剤の「次亜塩素酸ナトリウム」で漂白する方法はあります。ただ、間違いなく汚いシミが残りますので、オススメできません」

そのため、日頃からカビができないように目を光らせておき、着色する前に対処できるように心がけることが大切です。カビが増えやすい冬。日々の生活からカビ対策をはじめてみませんか?

プロフィール

藤原千秋
主に住まい周りの記事を専門に執筆するライターとして14年のキャリアをもつ。現在は並行して家事サービス、商品開発等にも携わる。AllAboutガイド。大手ハウスメーカー営業職出身、三児の母。『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)など著書、マスコミ出演多数。
http://allabout.co.jp/gm/gp/31/

取材・文/パンチ広沢 編集/ノオト

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