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2016/05/25 (水)

収納カウンセラー・吉田ミナさんに聞く、散らかる部屋と散らからない部屋の違いって?

取材・文/パンチ広沢 編集/ノオト
物を使ったら元の場所に戻せばいい。分かってはいるものの、なかなかそうできずに散らかった部屋になってしまう……。 

しかし、収納カウンセラーの吉田ミナさんによれば、物の収納場所や入れ方を変えるだけで散らかりにくい部屋にすることができるのだとか。散らかりにくい部屋の作り方を聞きました。

まずは「出す、戻すが楽」な収納場所を設置すること

ため込まないことや物を使ったら片付けることは、散らからない部屋づくりの大前提です。でも、ついつい使った物が出しっぱなしに……。整頓しやすくなる何かいい方法はないですか?

「物をすぐに戻せるようにするためのコツとして、私が在籍するゆとり工房では、『収納指数®』という考え方を基本にしています。ちなみに収納指数®は、ゆとり工房主宰の飯田久恵が考案した収納メソッド。物を使いたい場所から収納場所までの『歩数』と物を取るための『アクション数』の合計から測ることができます」(吉田さん 以下同)

「収納指数®」を意識した収納場所と入れ方

その収納指数®はどう算出するのでしょうか?

「例えば、リビングで使いたい物が玄関収納の箱の中に入っている場合、『歩数』は約10歩、“収納棚の扉を開け”、“箱を取り出し”、“箱のフタを開ける”で3アクションとなります。つまりこのときの収納指数®は10+3=13。それを、収納棚をリビング内の3歩の場所に置き、扉を開けたらすぐ取れるところ(1アクション)に入れれば、3+1=4にまで減らすことが可能です。収納指数®は数値が少ないほど良い収納といえるんですよ」

とてもシンプルで分かりやすい! これで収納場所と入れ方には迷うことはなさそうです。リビングは家族みんなが集まる場所なので散らかりがちですが、それぞれに収納場所と入れ方を考えれば、いつも整頓されたリビングに保てるかも。

「キッチン収納ですと、水といっしょに使うことが多いお鍋やボール、ザルは、シンクの下へしまうと出し入れがしやすいですよね。また、出かける前に『ハンカチやティッシュを忘れた!』と玄関で思い出すことが多い人は、玄関に収納場所をつくるのもいいでしょう」

収納指数を意識すれば、収納場所が明確になって、片付けがしやすくなりますね!

収納場所をつくる際は“余裕”を忘れずに

最後に、収納場所をつくるときに注意すべきことがあったら教えてください。

「物を出し入れするときの動きやスペースを考えるのも重要です。収納棚の前に、しゃがめるくらいのスペースを確保するのが理想的。ダイニングに収納棚を置いたものの、イスが邪魔になって扉がスムーズに開閉できないというのはよくある話です」

いつも部屋をきれいに保つ秘訣は、収納家具の大きさや性能の問題だけではなく、物の出し入れを意識した収納の配置にもあったんですね。これらを踏まえて、散らからない部屋を目指してみましょう!

プロフィール

吉田ミナ
収納カウンセラー。10年間設計の仕事を経て、生活の快適さは空間だけでなく収納が深く関係していると感じる。そして2001年、飯田久恵氏が代表を務める日本収納カウンセラー協会/ゆとり工房に転職。飯田久恵式収納で多くの方の片付けの悩みを解決している。
▼ゆとり工房
http://www.yutori-cobo.co.jp

取材・文/パンチ広沢 編集/ノオト

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